よく見れば 結構似てるかも

モンシロモドキ 似ているようには見えません」なんて書いたこともあるのですが,こうして翅を広げている姿を見ると,まぁまぁ似ているかな,なんて思えてきます。

この蛾は,モンシロモドキ。日本産Nyctemera5種の中では,本州まで分布している唯一の種です。県内では,数は少ないものの,普通の種類と言えるでしょうか。よく似たオキナワモンシロモドキとは,属が違うのですね。


2006/11/04 久米島町下阿嘉黒石森

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流れに逆らい へばりつき

フネアマガイ
久米島は,その面積も大きく,非石灰岩地帯であるためか陸水環境も興味深いものがあります。何といっても,こんな生き物が生息しているのですから。といっても,そんな珍種に出会えることもなく,今回のフィールドワークを終えたのですが。

写真は,陸水棲の巻き貝,フネアマガイ。立神岩近くの滝で見かけました。全国的にも,そんなに珍しいものではありませんし,観賞魚店での取り扱いも多いようです。

が,おもしろいのはこの貝の分類・系統学的位置。アマオブネガイ科に属するのですが,この仲間には,この仲間には,潮間帯棲ものから汽水棲,更にこのような淡水棲のものまであるという,実に興味の尽きない仲間たちなのです

2006/11/04 久米島町宇江城

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ノミより もっと

オオジョロウグモ 野外で活動しているときに閉口することの一つにクモの巣があります。なんて話を以前にも紹介しました。気を付けてはいるのですが,頭から突っ込んでしまうこともあるのです。けれども,これだけの大物となると,さすがに気が付きますね。実害はないとわかっていても,なかなか近付く気持ちにはなれません。

このクモはオオジョロウグモ。リンク先で紹介されているように雌雄の体サイズの差が著しく異なるのも特徴です。その代表として慣用されているノミの場合は2倍ほどですから,こちらの方がずっとふさわしい気もします。が,これだけ大きさ・色・形が違うと,別種のように感じられてしまうのかもしれません。この一枚にも,右端の円内に辛うじてオスが一匹確認できます。


2006/11/04 久米島町宇江城

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ガルベストン帝国人って こんな感じ

リュウキュウアオヘビ
だったと思うのですが,ちょっとうろ覚えモードです。マイナーアニメなので,敵役の画像を探しきれず確かめられませんでした。

黄緑色の肌に赤い目,まん丸に見開いたような(って瞼がありませんから)表情が,とても可愛らしく見えるのですがどうでしょう?

宇江城の道路脇に積もった落ち葉を掻き分けていたら現れた,リュウキュウアオヘビの幼体です。体調は40cm程でした。ミミズ専食だそうですから,この個体もエサを探している最中だったのかもしれません。

2006/11/04 久米島町宇江城

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S-A カーブ

トンバーラ岩
渡名喜島に来た人が一度は訪れるだろうという絶景の地,大本田展望台には観光用の双眼鏡が2台置いてあります。しかも無料。島の中だけでなく,渡名喜を取り囲む島々を望んでたのしむことができます。

夕暮れ時に久米島方面を見ていたときに気付いたのですが,島からちょっと離れたところに,何かある。三角形の,ちょうどオニギリのような離れ島。ずっと気になっていたのですが,久米島行きのフェリー航路がすぐ近くを通っていて,じっくり眺めることができました。ゴツゴツしているんだけれども,ツルッとした岩肌が印象的でした。

この島(?)はトンバーラ岩。国土地理院の地図閲覧サービスによると,地名は「トンバーラー岩」,標高は53mあるようです。右下に遊漁船が写っていますから,その大きさがわかります。驚いたのはこんな厳しい環境で植物が生えていること。種数面積曲線なんて話を思い出します。


2006/11/04 久米島町島尻崎南方(久米商船フェリー那覇から)

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なかなか手に入れられない

キチョウ(ミナミキチョウ型) いつも手の届きそうなところにあるのに,手を伸ばすとスルリと逃げていってしまう,そんな被写体です。渡名喜島でも,小型の黄色いチョウをよく見かけるのですが,如何せんジッとしてくれない。花から花へと落ち着き無く飛び回って,これまで撮影できずにいたのです。
この蝶は,キチョウ。外見からは判別しにくい2つの型,キタキチョウとミナミキチョウがあるそうですが,この個体は翅裏の斑紋から,ミナミ-の秋型オスだと考えられます。2頭の雄が雌を巡って激しく求愛行動をした後,交尾拒否されて,吸蜜しているところを撮影しました。

こうしてみると,ウスキシロチョウとは斑紋が全く違いますね。

2006/11/04 久米島町宇江城

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立神というより屏風岩

以前,渡名喜島の立神岩を紹介しました。実は,その後,別な場所で“由緒正しい”「タチガミ」と呼ばれる地名を見つけてしまったのです。それはまたの機会にして…。
タチジャミ
こちらは,県内でも著名な「立神」。「タチジャミ」と呼ぶようです。久米島の観光案内にも,よく取り上げられているし,その正体は流紋岩の岩脈!,ときては,見に行かないと悔いが残るというものです。幸い,案内板が整備されていて,簡単に駐車場までたどり着きました。ところが,この駐車場,標高が63m程。急な階段を下り,更に海岸沿いの遊歩道を数百m進んでようやく見ることができました。


タチジャミ

アダンの藪を通り抜けての最初の印象は「屏風」。とても幅広なのです。近付いて,海へ向かって撮影すると,左のようになります。これなら,「立神」らしいですね。陸からは見えないようなところにあることを考えると,この名前は船から見て付けられたものだろうと想像できます。

周囲の浜は茶褐色の砂礫でいっぱいでした。腰を据えて(というより這いつくばって)探すと,1mmほどの自形石英が数粒拾えました。

2006/11/04 久米島町宇江城

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幻の… という程でもないけれど

リュウキュウミスジ
世の中には「幻のミスジ」というものもあるそうですが。肉が苦手なわたしには,余り縁が無さそうです。

こちらのミスジは,それよりもずっと身近に見られるもの。リュウキュウミスジというタテハチョウの仲間です。タイワンクズを始めとする豆科草本・木本を食草として,多化性ということですから,本当にいつでもどこでも見られる蝶の一つなのです。

けれども,それがわたしにとっての幻になってしまうのは,この蝶がなかなかジッと止まってくれないことにあります。渡名喜島でも何度となくチャレンジしたのですが,まともに撮影できたことがありませんでした。ようやく撮れたのが,この久米島産の個体,というわけです。

2006/11/03 久米島町銭田

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南の果ての 赤い土地

テラロッサ様土
石と貝を求めて訪れた久米島ですが,何分情報不足で期待していたものが見つけられず終いになってしまった,ということも多々ありました。その内の一つは「銅坑あと」。島尻集落から南海岸に出たところにあるというのですが見つけられませんでした。

結局辿り着いたのはトクジム自然公園。観光名所の「トクジム(鳥の口)」までは距離があるようなので行かなかったのですが,その西側の岬の上で,この一枚を撮影しました。

その岬は,標高30m程の絶壁に囲まれているのですが,平坦面は見事に赤。正しくは赤褐色になるのかもしれませんが,地面がこんなに赤いのは,何か異様な感じがします。しかも,表面にある転石をハンマーで割っても中は赤。

こんな土壌をテラロッサ様土と呼んでいるようです。確かに,周りはキビ畑でした。

2006/11/03 久米島町島尻崎

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ただいま北上中

ツマムラサキマダラ
久米島は,県内で「離島」と呼ばれている島々の中では大きな島。その面積効果もあってか,小さな離島の渡名喜島では見られない昆虫たちが見られました。その内の一つがこのチョウ,ツマムラサキマダラです。

林縁の草むらをフワフワと飛び回っているのですが,なかなか翅の表側(内側)を撮影できません。ようやく撮れた個体は,羽化から時間が経っていたのか,もう翅がボロボロになっていました。それでも,宮古島で撮影したものに比べると,とても写りがよくなっています。

1990年代に八重山から北上を開始し琉球列島を通過,現在は薩摩半島まで達しているようです。やがて黒潮沿いの地域では普通に見られる種類になるかもしれません。

2006/11/03 久米島町銭田

その後,渡名喜島でも姿を見ることができました。

2006/11/19 追記

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