ニホンといいつつ リュウキュウの

ニホンカジカガエル

名実不一致の一例かな。

このカエル,県内ではちょっとした林などでよく見られます。林床をピョンピョン跳ねて,うるさいくらい。市街地にもいるそうですから,気をつけて探せば,もっと見つかるかも。この日は,末吉公園で行なわれた自然観察会で,姿を見せてくれました。

パッと見て,これまでに撮影してきたカエルたちに比べて,スリムで足長に見えます。すぐに跳んで姿を消されて,これまで撮影できていなかった先入観かもしれませんが。

このカエル,和名はニホンカジカガエル。本州・四国・九州に分布する同属のカジカガエルに対してつけられた和名なのでしょう。学名がBuergeria japonicaですし。でも,こちらの分布は口之島以南だとか。「ニホン-」には,やっぱり無理があるんじゃないかと。

あぁ,トカラ列島となると「リュウキュウ-」も無理か…。

2010/11/20 那覇市末吉公園

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トカゲが カエルになってしまった,という話

ミヤコヒキガエル

久し振りの宮古島。今回のお目当ては,海岸棲のミヤコトカゲ。けれども諸般の事情と行き当たりばったりのフィールドワークでは,やっぱり出会えませんでした。

ということで,ミヤコヒキガエル。

中国に分布するチュウカヒキガエルの亜種になるそうですが,国内では宮古島・伊良部島にのみ自然分布するという,ちょっと変わったヒキガエルです。

宿の近くの海岸沿いの公園で,夜になると至る所で見られました。ライトで照らしながら近づいても,逃げないんですね。典型的な色彩では腹部の縞が黒くなるようですが,この個体では背面と同じような褐色になっています。

1997年に撮影したものと構図がほとんど同じなことに,何だかなぁというカンジです。

2010/05/03 宮古島市下地

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壁に向かって大きくジャンプ…したわけないか

ヘリグロヒメトカゲ どうも,このポーズがこちらに似ているものですから。

本来は落ち葉の積もったような林床で生活しているヘリグロヒメトカゲですが,このときは,コンクリの壁によじ登っていました。しばらく見ているとこちらに気付いたようで,首を曲げて一頻り睨みつけた後,ポトリと落ちて,落ち葉の下へと帰って行きました。

2009/09/26 沖縄市知花城跡

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エラブというイラブー

エラブウミヘビ
久高といえば,やっぱりこれを期待せずにはいられません。もちろん,海洋生物ですから,県内各地で見られるのですが,観光客にもよく知られた久高島の特産品,「イラブーの燻製」の材料ですから。

で,今回の巡検では,このイラブーを捕る場所(イラブーガマ)まで見学しにいったのです。その時見えていたのがこのカット。体の一部しか見えていないのですが,こちらのサイトを参考に,黒帯の太さなどから同定しました。

このイラブーはエラブウミヘビ。青く輝く鱗がとってもキレイです。サイトの記載によると,昼間はこうして陸で休んでいるようです。ウミヘビのイメージがちょっと変わりました。

2008/09/20 南城市久高島

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腕立て伏せが好き

オキナワキノボリトカゲ

このblogを始めて四年半。ようやく撮影できた,という感じです。これまでにも,いろんなところで,何度も目撃はしていたのですが,カメラを起動している間に逃げられたりしてしまい,じっくり撮影できずにいたのです。

このときは,水平に張り出した枝の上を移動しているところだったので,いつものように幹の裏側に回られることもなく,何カットも撮影することができました。このトカゲの棲息場所らしく木陰の薄暗い場所でしたので,写りは今ひとつですが,採用することにしました。

このトカゲは,オキナワキノボリトカゲ。環境省版,沖縄県版どちらのレッドリストでも絶滅危惧Ⅱ類(VU)となっています。雄は縄張りを持ち,体を上下してディスプレイを行なう,独特の習性を持っています。いつまでも身近なところで観察できるようであってほしいものです。

2008/07/26 うるま市石川少年自然の家

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今年は カエル年

ヌマガエル

もちろん,干支の話ではありません。

「両生類の箱舟(Amphibian Ark)」プロジェクトが行なっている,2008カエル年 キャンペーン(2008 - Year of the Frog)のことです。沖縄でも,カエルツボカビの侵入など考えると,気付いたらカエルがいなくなっていた,なんてことになりかねません。この写真のような,愛嬌のある姿を大切にしたいものです。

さて,このカエル。道路整備のため切り開かれた原野で,飛び跳ねているところを見つけました。溜め池からの排水路などもある環境でしたが,それにしても乾ききっている場所です。まだ小さな個体だけに,一体どうやって過ごしていたのか,と?がいっぱいです。

で,種名はというと,ちょっと自信がないのですがヌマガエルではないかと思われます。体表に泥がいっぱいで斑紋がはっきりとしないのですが,唇(とは言わないか。口吻)の模様や吸盤のない足指などから判断しました。

当たってるかな?

2008/07/06 うるま市勝連西原

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夕日が背に染みる

オキナワアオガエル この一枚を撮影したのは秋分を1ヵ月ほど過ぎた頃。とはいえ,午後4時半過ぎになると,日は傾き,陽射しは横からといってもよい角度です。色味もすっかり茜色。さすがに今日はここまでかと思っていたところで,この場面に出会いました。
オオバギの葉にピッタリと貼り付いているのは,オキナワアオガエル。関東で見るアマガエルによく似た姿形ですが,体長は2倍くらいある印象です。そんな大きなカエルが,背中に夕日を浴びて,風に吹かれていました。

夜の内に場所を変えないと,ちょっとこの場所では乾燥しすぎるんじゃないかと心配になってしまいます。

2007/10/22 糸満市真栄里

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厚みというものに乏しい

ヒメアマガエル
県内で林の中を歩いていると,足元から次々と何かが飛び出してきます。大抵はバッタの仲間なのですが,時折カエルに出会うことがあります。が,場所が場所だけに光不足で撮影には至らないのです。

この日は,偶々飛び出したところが日溜りの中。そこで,そーっと近付いて撮影できました。といっても,やっぱりフラッシュを焚いたのですが。

このカエルは,ヒメアマガエル。一時的な水溜まりのような所でもオタマジャクシが育つので,いろいろな場所で見られる種類です。このカットは側面観ですが,背中からはペタッとした三角形に見えるのが特徴です。これでも,日本産最小のカエルなんだそうです。

2007/08/15 南城市大里島添えの丘

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落ち葉の中を泳ぎ回る

ヘリグロヒメトカゲ
この夏は,継続して自然観察する場所を探そうと,心当たりのあるところを回っていました。この日,やって来たのは昨年の夏にトンボ類を観察したところ。今年は,意を決して林の中に入ってみました。昨年の訪問で,崖に向かう小道があることは判っていたのです。けれども,恐らくお墓があるだろうということ,そして何より蚊の多さから,余り奥には入らないでいたのです。

実際にはどうだったかというと,やっぱりいくつかお墓と拝所(らしきもの)がありました。そういったところには敬意を払いいつつ,足を踏み入れないようにしています。遠くから眺めているだけ。足元ではバッタが跳ねているのですが,そのうちトカゲがいることに気付きました。一度気付くと次々見つかるようになるもので,この個体は全身を現わしてくれたもの。胴長短足で,寸詰まりの顔。これは,ヘリグロヒメトカゲです。以前,渡名喜島の個体を撮影したときは,手ぶれにピンボケだったのですが,この時はフラッシュを焚いて数カット撮影できました。その後,落ち葉の中へ消えていったのですが,体をくねらせるようすが泳いでいるように見えた,ということです。

2007/08/15 南城市大里島添えの丘

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やんばるの赤鼻亀

リュウキュウヤマガメ
梅雨入りはしたものの,なかなかまとまった雨が降らずにいた沖縄県地方ですが,この日は昨晩から濃い霧に覆われて,とても湿度の高い状態でした。夜が明けても山の頂は雲の中といった様子です。

で,そんな時間帯に林の中を歩いていて見つけたのが写真の亀。リュウキュウヤマガメです。全く,こんなに整備された場所で見つかっていいのだろうか,と思うくらいあっけなく遭遇してしまった国指定天然記念物です。改めてじっくりと観察して気付いたのですが,とても「赤い」のです。林床で暮らしているということから,単純に茶褐色・深緑系と考えていました。

歩く姿も見たかったのですが,現状変更を避けるために触れることはせず,じっくりと見るだけにしておきました。

2007/05/27 国頭村

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