鳥拓残して 無事飛び立つ
朝,出勤してきて窓を開けようとしたところ,ベランダの手すりに一羽の鳩がとまっています。窓から1m程のところにいて,こちらを気にしているけれども,飛び立つ様子がありません。どうしたのかなぁと不思議に思いながらも,あちこちの角度からたくさん撮影させてもらいました。
この鳩はズアカアオバト。これまでには2001年7月糸満市,2007年6月南城市で観察していました。この場所は,背後にこんもりとした林がありますから,見られたことにはさほどの驚きはなかったのですが,やっぱり様子が変。そのうち,窓に白い汚れがついていることに気付きました。
見事に羽ばたく鳥の形になっています。それでわかりました。窓ガラスに激しく衝突したのでしょう。首の骨を痛めていないといいけど…と心配していましたが,30分ほど経つと飛び立っていきました。
その後,フォロワーさまにご教示いただいて「鳥拓」と呼ばれていることを知りました。千葉県立中央博物館のウェブページに鳥拓再び!という記事があります。野鳥の衝突事故を防ぐため,鷹シールを貼った方がいいかもしれません。
2019/11/15 那覇市
雨にもめげず
このところ,施設の周りでシジュウカラの群れをよく見るようになりました。が,如何せんちょこまか飛び回っているし,別の用事もあったりして,なかなかじっくりと撮影できずにいました。
そんなこんなで気にかけていたら,窓の外からさえずりが聞こえてきます。雨も降っていて,やや暗かったのですが,望遠で捉えた一枚です。手前の枯れ枝が重なってしまってるのが残念ですが,なかなかこうした見通しのいいところで見られないので,(個人的には)貴重な機会になりました。
2018/11/15 那覇市
引っ越していた! のかな?
先日,こんなところで 大丈夫なの?と疑問に感じたキジバトの巣。1週間ほどすると親鳥がいなくなってしまっていて,やっぱりこの場所では無理があるよなぁ,せっかく卵を産んでもカラスなんかに食べられちゃうだろうしなぁ,と思っていました。
が,今週になって,すぐ近くの梅の木に巣作りしているところを発見。この梅の木,建物のすぐ近くにあって,先日の台風で吹き抜ける風にやられて葉を落としてしまい,スカスカになっているのです。しかも,通路のすぐ脇で人通りも多いところ。本当に大丈夫なんだろうか?と思っていたら,さすがに少し奥の葉陰に二度目の引越をしていました。
肝心の巣も,小枝を集めて作っているのですが作りかけといった感じで放置されていて,やっぱり止めたのかなぁなんて思っていたら,何と,今日になって卵を産んでいました。
この一枚は,建物の中から写したもの。何だか今にも落ちそうで不安になります。週末は台風接近で,また強い風が吹き抜けそうですし。無事,巣立ちまで育てきれるでしょうか。
ちなみに,先の番と同じペアかどうかはわかりません。キジバトは,全部同じに見えますから。キジバトの個体識別って,どこに注目するのでしょう。
2018/08/08 那覇市
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こんなところで 大丈夫なの?
と,思わず目を疑ってしまったところに巣を発見。
駐車場を歩いていたキジバトが小枝と咥えて飛び立ったので,これは巣作りしているなと見ていると,何と,すぐそばの植栽,高さ2m程のところに入っていったのです。
で,そ~っと近付いてみると,いました。もう一羽。まさに巣作り真っ最中だったようです。
この一枚は,翌日撮影したもの。落ち着いて座っているのは,もう抱卵しているのかもしれません。今年は台風の接近が続いたし,人通りも多いところだし,何より,すぐにも手が届くような高さ。無事に巣立ってくれるといいのですが。
まずは孵化するのを待ちたいと思います。
2018/07/20 那覇市
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天からの贈り物
集合場所に指定されたのは,広場の一角,木立の下。
なにやら頭上が騒がしくなったかと思うと,,,ポトッと落ちてくるものが。
危うく難を逃れました。
見上げるとスズメたちが茶色く枯れた木の実をつついています。この木はサルスベリ。花は人が愛で,種子は小鳥たちの冬場の餌になっているんですね。
そういえば,那覇の街中でスズメを見かけないのは,こうした餌場が無いのかもしれません。思いがけないところで,久しぶりにスズメをじっくりと見られました。
こちらは,うまく種子を取り出したところ。
前回は2015年7月に東京都墨田区で,その前は2005年4月に渡名喜島ですから,身近なはずの生き物でも意識しないと目が向かないのだなと思いました。
2017/12/19 大阪市此花区桜島
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警告発して 猛ダッシュ
県道沿いの大きな藪。どこからか入れないかと舗装された道から畑の畦道に降ります。しばらく進むと足元からアヤシゲな音。何だろうと辺りを見回していると,視界の隅を素早く横切る影がありました。姿の消えた畝のあたりを見ていると,再び音を発して飛び出てきました。
慌ててカメラを持ち上げて流し撮りした一枚です。うまいこと合焦して表情を捉えたショットになりました。この鳥は,ミフウズラ。ずいぶん前に宮古島に住んでいた頃,よく見かけたのですが,最近はとんとご無沙汰。移入種の影響で数が減っていると聞いていたので,こんなところで出会えるなんて,まったく予想もしていませんでした。が,後から考えれば,まさにミフウズラの好みそうな環境です。喉元が黒くないので雄個体,2羽いるのがわかりましたから,子育て中だったのかもしれません。ミフウズラは一妻多夫制で雄が子育てする例で有名ですからね。
その後,うずくまっているのを撮ったのがこの一枚。ウズラとちがって三本指(親指にあたる指が無い)のが辛うじてわかります。
2016/05/04 宮古島市伊良部国仲
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じぃ~っと狙って パクリと咥えて
炎天下,道に迷ってウロウロとして,更に足を伸ばして,やって来た横網町公園。お目当ての施設は冷房が効いていてひと心地つけました。
見学を終えたら,被写体探し。すぐ近くまでスズメが来ているのに気づきました。こちらをじっと見て,飛び立つ気配がない。そのうち,足元に飛び降りてきて,何かをつつき始めたのです。
何と,セミの幼虫でした。よく見つけるなぁ,と感心してしまいました。が,どうもつつくのが下手。一口では飲み込めない大きさだから,ということもあるのでしょうが,何度もちょっかい出しては落っことす,を繰り返していました。一気に止めを刺してあげられないものか,と見ていましたが,そのうち,くわえて飛び立ってしまいました。
撮影に夢中になって,セミの同定を忘れていました。アブラゼミかミンミンゼミ,とは思うのですが。
2015/07/26 東京都墨田区,都立横網町公園
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今年の… 初ミサゴ
去年も同じ「初ミサゴ」というタイトルで書いてますが…
この日は久しぶりのお出かけ。おきなわ石の会の定例会で恩納村までやって来ました。定例会の後,近くの仲泊遺跡まで足を伸ばして現地説明会。遺跡背後の小高い丘に登ると,辺りが見渡せる絶景ポイント。東屋もあって,展望台として整備されているようです。そんな場所だから撮れた,この一枚。
おなじみミサゴさんを背面から。普通は見上げる形になるので,なかなかこうは撮れません。遥か彼方で,解像度も露出も悪いんですが,記録として。
その後,悠然と飛び去っていくようす,しっかり撮らせてもらいました。
2015/01/10 恩納村仲泊
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こちらは鬼門
何度見ても覚えられない。そんな苦手なグループの中の超苦手,キアシシギです。
おそらく,識別点が覚えられないからではないか,と思うのですが,う~ん,特徴が見いだせない。まったく,このグループは苦手です。
この日はかなり遠くに1羽いただけ。最大望遠なので,写りが悪いですね。羽の色は10月に観察したものとよく似ています。
2014/07/27 那覇市大嶺海岸
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より以前の記事一覧
- もう少し 時間が欲しかった 2014.03.23
- 冬は ちょい地味 2014.01.12
- とっても 美味しい らしいです 2014.01.06
- 初ミサゴ 2014.01.04
- かゆい かゆい 2013.05.05
- 甘いの大好き 2013.02.04
- 久しぶりの ミサゴさん 2013.01.18
- これも一つの,マイナー落ち!? 2012.08.20
- とっても 眠たそう 2012.01.29
- じゃれ合っている 甘えてる 2011.12.31
- ふわふわ の もふもふ 2011.06.18
- こうして並べば わかりやすいか 2011.06.17
- 若者相手に 何してる!? 2011.06.16
- 赤目が決め手 2011.06.15
- 忘れられない 緑の輝き 2011.05.24
- 木立の陰から そっと窺う 2011.05.16
- 若くたって 独り立ち 2011.02.06
- 何を咥えて いるのかな 2010.12.14
- 今度は 大写し 2010.09.13
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- 着替えの途中 なのかもしれない 2010.05.18
- ギロリと睨んで,その後は… 2010.04.12
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- ハラまで 白い 2009.12.23
- 鳴き交わしながら 去ってゆく 2009.10.28
- 喉元 胸元 お腹 は白い 2009.09.19
- だいぶ ピンぼけ 2009.08.29
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- 今年も団体でやって来た 2008.11.16
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- これは詐欺だろぉ~ という話 2008.08.19
- 後ろ姿では 自信が持てない 2008.08.04
- ハンターの目線 2008.05.24
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- やっぱり「アガッ!」って言うのかな? 2008.03.15
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- 一足お先に サクラサク 2008.03.07
- 飛びます!ってことではないけれど 2008.01.09
- 総背番号制の導入 2008.01.08
- 凹んだ姿は見られない 2008.01.01
- 睨み合った その後は 2007.12.28
- 冬の賓客 partⅡ 2007.12.18
- 冬の賓客 2007.12.17
- そろそろ 時期が近付いて 2007.10.10
- 先まで黒い 2007.09.18
- 縞といいつつ網目模様 2007.08.23
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- 名実不一致 2007.06.23
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- サギを見分ける 2007.05.31
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- 子育てのしやすい町に 2007.05.14
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- ちょっと離れて 見つめてる 2007.03.30
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- この島では珍しい 2007.03.19
- 姿勢は悪いが 2007.03.16
- 胸を張っていこう 2007.03.12
- 流れ者がその翼を休める場所 2007.03.07
- 効果は絶大 2007.02.21
- 目立つのは 眉と喉 2007.02.20
- 三度目の「鷹の写真」 2007.02.19
- 忍亀を思い出す 2007.02.16
- 出会いは一瞬 2007.02.09
- 多分,これが決定版 2007.02.05
- 三度目の正直 これぞ鶯,と思ったら 2007.01.18
- 不覚にも 飛び出してしまった 2007.01.16
- 最初に覚えた 2007.01.15
- 体に似合わぬ その大きさ 2007.01.09
- 久方振りに 戻ってみれば 2007.01.08
- 遠くて 素早く 鉛色 2006.12.29
- よく見れば 赤くない 2006.12.12
- 決め手は足の色 2006.11.23
- 渡名喜島でも 増えている 2006.11.02
- 腹黒くなる前の姿が ここにある 2006.10.26
- 「鷹の写真」 再び 2006.10.17
- 黄色いスニーカーソックス 2006.10.09
- 伝えられる言葉 2006.10.05
- 比国へ渡る 道すがら 2006.09.27
- いつまでたっても 嘴の黄色い奴 2006.09.10
- 旅の途中 2006.09.08
- 秋の渡り 2006.09.01
- 頬紅は 渋めの茶色で 2006.07.09
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- 早くも 夏の装い 2006.04.12
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- 相手の方が一枚上手 2006.01.20
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- 今年も帰ってきたと 高らかに歌う 2005.11.04
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- ロンドン・エージェント 2005.01.31
- 珍鳥を遂に撮影! 2005.01.24
- ネギは無いけど やって来る 2005.01.17
- 北風に 肩をすくめて 一人いる 2005.01.10
- 鷲と鷹と隼と 2005.01.01
- たまたま 通りかかっただけ 2004.12.22
- 簡単には 近寄らせない 2004.12.14
- こちらは 狩りの真っ最中 2004.12.10
- ただいま警戒中 2004.12.09
- おなじみさんが 大勢で 2004.11.12
- 若造だけど 頭は高く 2004.11.05
- この島で生きてゆく 2004.11.04
- 鳥の目線で 2004.11.02
- わたしの後をついて来て 2004.10.18
- 冬の装い 2004.10.05
- 幼さが残る顔だけど 2004.09.24
- 鷹の渡り 2004.09.23
- 家族サービス 2004.08.31
- アマサギの群れ 2004.05.07
- 助けたいけど,手が出せない… 2004.04.08