正面から 睨んでくる

リュウキュウメジロ,正面から睨まれる

一日の業務が始まる前のわずかな時間,窓の外の林を見ていると様々な鳥や虫が見られます。まだ2月なんですけれど,沖縄では春の気配です。

この日も,ボーッと外を眺めていたらメジロの群れがやって来ていました。慌ててカメラを向けて撮影を始めると,どうやら気付かれてしまったようです。窓ガラス越しだったんですけれどもね。

リュウキュウメジロ,左側面観

沖縄本島に分布するのは,亜種リュウキュウメジロというそうです。このときは,ギンネムの種子を食べていました。繁殖に備えて栄養摂取に励む時期なんでしょうね。

2021/02/19 宜野湾市

| | コメント (0)

鳥拓残して 無事飛び立つ

朝,出勤してきて窓を開けようとしたところ,ベランダの手すりに一羽の鳩がとまっています。窓から1m程のところにいて,こちらを気にしているけれども,飛び立つ様子がありません。どうしたのかなぁと不思議に思いながらも,あちこちの角度からたくさん撮影させてもらいました。

ズアカアオバト

この鳩はズアカアオバト。これまでには2001年7月糸満市2007年6月南城市で観察していました。この場所は,背後にこんもりとした林がありますから,見られたことにはさほどの驚きはなかったのですが,やっぱり様子が変。そのうち,窓に白い汚れがついていることに気付きました。

ズアカアオバトの鳥拓,窓ガラスへの衝突痕

見事に羽ばたく鳥の形になっています。それでわかりました。窓ガラスに激しく衝突したのでしょう。首の骨を痛めていないといいけど…と心配していましたが,30分ほど経つと飛び立っていきました。

その後,フォロワーさまにご教示いただいて「鳥拓」と呼ばれていることを知りました。千葉県立中央博物館のウェブページに鳥拓再び!という記事があります。野鳥の衝突事故を防ぐため,鷹シールを貼った方がいいかもしれません。

2019/11/15 那覇市

| | コメント (0)

雨にもめげず

シジュウカラ,梢でさえずる

このところ,施設の周りでシジュウカラの群れをよく見るようになりました。が,如何せんちょこまか飛び回っているし,別の用事もあったりして,なかなかじっくりと撮影できずにいました。

そんなこんなで気にかけていたら,窓の外からさえずりが聞こえてきます。雨も降っていて,やや暗かったのですが,望遠で捉えた一枚です。手前の枯れ枝が重なってしまってるのが残念ですが,なかなかこうした見通しのいいところで見られないので,(個人的には)貴重な機会になりました。

2018/11/15 那覇市

| | コメント (0)

引っ越していた! のかな?

キジバトの巣と卵

先日,こんなところで 大丈夫なの?と疑問に感じたキジバトの巣。1週間ほどすると親鳥がいなくなってしまっていて,やっぱりこの場所では無理があるよなぁ,せっかく卵を産んでもカラスなんかに食べられちゃうだろうしなぁ,と思っていました。

が,今週になって,すぐ近くの梅の木に巣作りしているところを発見。この梅の木,建物のすぐ近くにあって,先日の台風で吹き抜ける風にやられて葉を落としてしまい,スカスカになっているのです。しかも,通路のすぐ脇で人通りも多いところ。本当に大丈夫なんだろうか?と思っていたら,さすがに少し奥の葉陰に二度目の引越をしていました。

肝心の巣も,小枝を集めて作っているのですが作りかけといった感じで放置されていて,やっぱり止めたのかなぁなんて思っていたら,何と,今日になって卵を産んでいました。

この一枚は,建物の中から写したもの。何だか今にも落ちそうで不安になります。週末は台風接近で,また強い風が吹き抜けそうですし。無事,巣立ちまで育てきれるでしょうか。

ちなみに,先の番と同じペアかどうかはわかりません。キジバトは,全部同じに見えますから。キジバトの個体識別って,どこに注目するのでしょう。

2018/08/08 那覇市

| | コメント (0) | トラックバック (0)

こんなところで 大丈夫なの?

キジバト,抱卵

と,思わず目を疑ってしまったところに巣を発見。

駐車場を歩いていたキジバトが小枝と咥えて飛び立ったので,これは巣作りしているなと見ていると,何と,すぐそばの植栽,高さ2m程のところに入っていったのです。

で,そ~っと近付いてみると,いました。もう一羽。まさに巣作り真っ最中だったようです。

この一枚は,翌日撮影したもの。落ち着いて座っているのは,もう抱卵しているのかもしれません。今年は台風の接近が続いたし,人通りも多いところだし,何より,すぐにも手が届くような高さ。無事に巣立ってくれるといいのですが。

まずは孵化するのを待ちたいと思います。

2018/07/20 那覇市

| | コメント (0) | トラックバック (0)

天からの贈り物

サルスベリの果実をつつくスズメ

集合場所に指定されたのは,広場の一角,木立の下。

なにやら頭上が騒がしくなったかと思うと,,,ポトッと落ちてくるものが。

危うく難を逃れました。

見上げるとスズメたちが茶色く枯れた木の実をつついています。この木はサルスベリ。花は人が愛で,種子は小鳥たちの冬場の餌になっているんですね。

そういえば,那覇の街中でスズメを見かけないのは,こうした餌場が無いのかもしれません。思いがけないところで,久しぶりにスズメをじっくりと見られました。

こちらは,うまく種子を取り出したところ。

サルスベリの種子を取り出したスズメ

前回は2015年7月に東京都墨田区で,その前は2005年4月に渡名喜島ですから,身近なはずの生き物でも意識しないと目が向かないのだなと思いました。

2017/12/19 大阪市此花区桜島

| | コメント (0) | トラックバック (0)

警告発して 猛ダッシュ

ミフウズラ,雄

県道沿いの大きな藪。どこからか入れないかと舗装された道から畑の畦道に降ります。しばらく進むと足元からアヤシゲな音。何だろうと辺りを見回していると,視界の隅を素早く横切る影がありました。姿の消えた畝のあたりを見ていると,再び音を発して飛び出てきました。

慌ててカメラを持ち上げて流し撮りした一枚です。うまいこと合焦して表情を捉えたショットになりました。この鳥は,ミフウズラ。ずいぶん前に宮古島に住んでいた頃,よく見かけたのですが,最近はとんとご無沙汰。移入種の影響で数が減っていると聞いていたので,こんなところで出会えるなんて,まったく予想もしていませんでした。が,後から考えれば,まさにミフウズラの好みそうな環境です。喉元が黒くないので雄個体,2羽いるのがわかりましたから,子育て中だったのかもしれません。ミフウズラは一妻多夫制で雄が子育てする例で有名ですからね。

その後,うずくまっているのを撮ったのがこの一枚。ウズラとちがって三本指(親指にあたる指が無い)のが辛うじてわかります。

ミフウズラ,雄

2016/05/04 宮古島市伊良部国仲

| | コメント (0) | トラックバック (0)

じぃ~っと狙って パクリと咥えて

スズメとセミの幼虫

スズメとセミの幼虫

炎天下,道に迷ってウロウロとして,更に足を伸ばして,やって来た横網町公園。お目当ての施設は冷房が効いていてひと心地つけました。

見学を終えたら,被写体探し。すぐ近くまでスズメが来ているのに気づきました。こちらをじっと見て,飛び立つ気配がない。そのうち,足元に飛び降りてきて,何かをつつき始めたのです。

何と,セミの幼虫でした。よく見つけるなぁ,と感心してしまいました。が,どうもつつくのが下手。一口では飲み込めない大きさだから,ということもあるのでしょうが,何度もちょっかい出しては落っことす,を繰り返していました。一気に止めを刺してあげられないものか,と見ていましたが,そのうち,くわえて飛び立ってしまいました。

撮影に夢中になって,セミの同定を忘れていました。アブラゼミかミンミンゼミ,とは思うのですが。

2015/07/26 東京都墨田区,都立横網町公園

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今年の… 初ミサゴ

ミサゴ,背面から

去年も同じ「初ミサゴ」というタイトルで書いてますが…

この日は久しぶりのお出かけ。おきなわ石の会の定例会で恩納村までやって来ました。定例会の後,近くの仲泊遺跡まで足を伸ばして現地説明会。遺跡背後の小高い丘に登ると,辺りが見渡せる絶景ポイント。東屋もあって,展望台として整備されているようです。そんな場所だから撮れた,この一枚。

おなじみミサゴさんを背面から。普通は見上げる形になるので,なかなかこうは撮れません。遥か彼方で,解像度も露出も悪いんですが,記録として。

その後,悠然と飛び去っていくようす,しっかり撮らせてもらいました。

ミサゴ

ミサゴ

2015/01/10 恩納村仲泊

| | コメント (0) | トラックバック (0)

こちらは鬼門

キアシシギ

何度見ても覚えられない。そんな苦手なグループの中の超苦手,キアシシギです。

おそらく,識別点が覚えられないからではないか,と思うのですが,う~ん,特徴が見いだせない。まったく,このグループは苦手です。

この日はかなり遠くに1羽いただけ。最大望遠なので,写りが悪いですね。羽の色は10月に観察したものとよく似ています。

2014/07/27 那覇市大嶺海岸

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧