何を運んできたのかな

先日紹介した時は1頭だけしか観察できなかったリュウキュウスナハキバチ。よくよく探してみたら,大群で営巣していました。さらには,ちょっと離れた砂地にも小規模ながら営巣地を発見。サンゴや貝殻の破片からなる海砂を人為的に撒いてある場所なんですが,砂が深いところには穴を作らないようで,そこからこぼれたような,一見するととても不安定な場所を好むようです。

リュウキュウスナハキバチ,オサヨコバイを運んできた。

で,たくさんいれば,いろんなドラマが見られる。この一枚は,ちょうど獲物を置いたところを捉えたものです。巣穴の近くに置かれた獲物,どうもオサヨコバイのようです。こんなものを狩っているんですね。

こちらの一枚は獲物を抱えて穴に入ろうとしているところ。茶と白の縞模様はカメムシの腹部に見えます。さて,獲物の正体は何なのでしょう。

リュウキュウスナハキバチ,カメムシ?を運んでいる。

オマケは比較的よく写っていたカットから2枚。黄色の斑紋には個体差があるんですね。

リュウキュウスナハキバチ

リュウキュウスナハキバチ


2017/07/02 那覇市

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獲物を運んできたけれど

キンモウアナバチとヒメクダマキモドキ

里山的環境が近くにあるこの場所は,その気になれば多様な生き物を観察できるのかもしれません。

今日はふと気付いた足元のハチ。大きな荷物,緑色のキリギリスを運んでいました。ぐるっと飛んで,そのうち着地。そのすぐそばには巣穴が掘ってありました。その穴を隠すように枯れ葉が置いてあって,このハチが置いたものならば,なかなか巧みだなぁと思いました。

このハチは,キンモウアナバチ。図鑑にはクダマキモドキを幼虫に与える,とあります。では,この獲物はというと,翅脈がよく写っているものを強調してレタッチすると…枝分かれしていません。ということで,ヒメクダマキモドキに同定しました。

キンモウアナバチとヒメクダマキモドキ

何度か巣穴に出入りすると,再び獲物を抱えて飛び去ってしまいました。カエラを気にして,,,ならば,済まないことをしてしまったなぁと思います。獲物を巣穴に運び込む様子はこんな感じ。2004年7月上旬,渡名喜島での観察です。同じような時期,同じような環境ですね。

2017/06/30 那覇市

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ひとりで 家捜し

リュウキュウスナハキバチ

梅雨明けはしたものの,カラッと晴れあがるとはいかず,どんより蒸し蒸しとした天気。でも,虫たちは元気に活動していました。その中でも,足元の砂地を超低空飛行で飛び回る姿。ちょっと小ぶりの黒いハチ。以前にも観察したリュウキュウスナハキバチです。

2006年渡名喜島での観察も梅雨明け直後でした。この時期が繁殖に向けて活発に活動する時期なのかもしれません。不思議なのは,今回の観察では1頭だけだったこと。前回は狭い砂地を大きな群れで飛び回っていたのですが,今回はこの1頭だけでした。

曇天の陰で少し光が足りませんでしたが,観察の記録として,です。

2017/06/26 那覇市

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白斑ないけど 黒点キラリ

ニセマツノシラホシゾウムシ

県都那覇市とはいえかなり端っこの方,里山的環境が近くにあるためか,夜になると窓辺はそのまま灯火採集状態です。いろんな来訪者がありますが,このとき気付いたのは小さなゾウムシ。窓の外に置いてあったプラ容器の縁にちょこんと止っていました。

このゾウムシは,ニセマツノシラホシゾウムシ,と思われます。というのも,ニセ‐というだけあって,よく似た種類がいくつか。識別点を踏まえて撮影したわけではないので,決め手に欠けるということです。でも,撮影しながら感じていたのは小循板がキラリと光っているなぁということ。これを根拠の同定です。この角度だと,小循板が光っているの,よくわかりますね。

ニセマツノシラホシゾウムシ

2017/06/12 那覇市

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春は 幅広

アオスジアゲハ

5月始めの連休前とはいえ,晴れた日の昼過ぎは夏本番を思わせます。ちょっと歩いただけで汗だくだく。水分補給が欠かせません。そうか,お前もか。と勝手に思いながら写した一枚です。

この蝶はアオスジアゲハ。舗装された道路に溜まった水を吸っています。ほとんど同じ構図を7月末に千葉県で撮影していました。3月上旬に渡名喜島で撮影した個体と比べると,どうも千葉産は緑色帯の幅が狭いような。これが夏型のでしょうか。つまり,こちらの個体は春型かな,と。

でも,地理的な変異とかもありそうだし,なんとも知識が足りません。

2017/05/05 宮古島市下地島

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決め手は ●●

コウヤツリアブ

被写体を求めて隆起珊瑚礁の植物群落内をウロウロ。誰がつけてくれたのか,細い道が海まで続いていました。アダンの葉が切り落とされていたり,石灰岩の間に珊瑚砂をまいて平らにしてあったり。全くありがたい限りです。

そんなところを歩いていると,足元を飛び回る小さな虫。姿形は何度も見ているクロバネツリアブにそっくりですが,ひと回り小さくて,しかも黒っぽい。行動もよく似ていて,しきりに砂地に降りては,お尻(腹部先端)をこすりつけるようにしています。

このアブは,コウヤツリアブ。森林総合研究所のこちらのページによると,やっぱりハチ類に寄生するようです。でも,こんな暑い(しかも熱い)岩礁の上でうまく宿主に出会えるのでしょうか。

同定の決め手となった翅の黒色斑紋は,こちらの一枚の方が見やすいかも。とにかくたくさん見られました。

コウヤツリアブ,翅の黒色斑紋がよくわかる。

2017/05/05 宮古島市下地島

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はっきり 窓が開いている

ミヤコマドボタル

実際は,透けている,かな。

もうすぐお昼という時間帯,建物の壁に大きめの虫が止っています。近付いてみると,なんとホタル。慌ててカメラを取り出して撮影しました。ちょっと高いところにいたので,深度合成とかいろいろ試せなかったのが悔やまれるところ。

このホタルは,ミヤコマドボタル。その名の通り,前胸部に「窓」に見立てられた透明部分があります。沖縄本島周辺で見られるオキナワマドボタルに比べると,窓がハッキリしているように見られます。窓を開けるくらいなら張り出す庇を作らずに,クロイワボタルのように複眼剥き出しでもよかっただろうに,とも思います。いったいどんな適応的意義があったのでしょう。調べている人いるのかな。

2017/05/05 宮古島市下地島

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やっと会えたら 改名してた

ホソヘリカメムシの幼虫

撮影地を求めて,島の西岸で隆起珊瑚礁の上に出られるところを探します。が,そんなに簡単には見つからない。結局,整備された観光地の周辺が気軽に手軽に立ち寄れるところ,となります。整備されているとはいえ,ギンネム林を切り開いたような小道沿いには,それなりに生き物がいてくれます。

この虫は,ホソヘリカメムシの幼虫。見事なまでにアリとそっくり。
前回,2005年8月の観察ではその姿を「ぜひ見たい」と書いています。ようやく念願叶う,ということです。で,いろいろ調べて,またビックリ。Wikipediaの該当ページによると,大陸産の種のシノニムということで,学名が変更されていました。こんなのは,目的意識を持って調べないと気付きませんね。

こちらは同一個体を別角度から。この角度では,口吻がハッキリと見えて,カメムシであることがよくわかります。

ホソヘリカメムシの幼虫

2017/05/05 宮古島市下地島

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まばらに 住んでる?

ヨツモンカメノコハムシ

陸貝の観察と撮影を終えて,公園内の遊歩道をウロウロ。他の被写体を探します。ちびっ子用の遊具が整備されたエリアもじっくり観察。境界の柵に蔓延るマント群落をよく見ていると,やっぱりいましたハムシの仲間,です。

この虫は,ヨツモンカメノコハムシ。2007年6月に南城市で撮影していました。このときと同じように,今回も観察できたのはこの1個体のみ。生息密度が低いのでしょうか。食痕はたくさん見られたのですが。

今回はTG-4とFD-1の組み合わせで,大きくハッキリ撮影できました。
斜めから見ると,こんな感じ。カメの甲羅状,というのがよくわかります。

ヨツモンカメノコハムシ

2017/05/04 宮古島市

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盛り上がり 積み上がり

クロホシテントウゴミムシダマシとウズタカダニ科の一種

陸貝探しで必ずチェックするのは,遊歩道沿いに作られたコンクリ施設。擁壁だったり,東屋だったり,拝所だったり。もちろん拝所には,入らないようにしているのでその外側ということになりますが,とにかく暗くてジメジメしたコンクリートは陸産貝類にとって大事な生息場所です。

で,そんな場所で見つかるのが,このクロホシテントウゴミムシダマシ。8月の観察では交尾ペアがたくさん見られたのですが,今回は個体数も少なめで,忙しなく歩き回っている。進行方向で待ち構えて撮影した一枚です。

で,PCの画面で確かめてみてビックリ。すぐ横に,なにやら8本脚のものが写っている。大きさは1mm程。このサイズになると,野外ではなかなか気付かないですね。で,その正体は,フォロワーさんに教えていただき,ウズタカダニ科の一種らしいとわかりました。ササラダニ亜目に入るそうで,気付いていれば,深度合成とかしてしっかり撮影していたのにと悔やまれます。

このダニ,成長に伴う脱皮殻を背負っているんだとか。この個体は4層背負っているので,成体になっていると考えられます。う~ん,奥深きダニの世界。

2017/05/04 宮古島市

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