ずいぶん 腹太い

キンバネチビトリバ

夏の午後,住宅地を歩いていると,ス~っと足元を横切る影。そのまま草むらに入ってしまいましたが,そっと覗いてみると,こちらに後ろを向けて止まっていました。すかさずTG-4で近接拡大撮影。ようやくトリバガの仲間だろうと見当が付きました。

室内に戻ってから図鑑とネットで絵合わせ同定。体色と斑紋からキンバネチビトリバだと考えられるのですが,腹部が太すぎる。倍以上の太さがあるようです。想像できるの,産卵直前の雌なのか,ということくらい。さて,どうでしょう。

2018/07/26 那覇市

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出待ちで パチリ

ツチバチ科の一種

林道を歩きながら被写体を探していると,ブ~ンと羽音がして一頭のハチがやって来ました。しばらく辺りを飛び回っていたかと思うと,法面に開いた石灰岩の隙間に入っていってしまいました。穴に向かって一直線に飛び込んだ,とも言えるくらいあっという間の行動でした。

何も獲物は抱えていなかったので,すぐに出てくるだろうと,穴の辺りに置きピンして待つこと暫し。ゴソゴソ音がしてきたので,そろそろだと身構えて,何とか撮れた一枚です。

胸部から腹部を覆う黄褐色の細かな毛。複眼の前方には白い斑紋(これも毛かも)があって,脚は黒く,翅も黒褐色を帯びています。これだけ特徴的だから,絵合わせで種名もわかるだろうと思っていたら,甘かった。全くわからない。そもそも特徴的だと考えた点が全く識別点になってないという,一体あなたは誰なんだ?

太い腹部や短い触角のようすから,ハラナガツチバチなどツチバチ科の一種だろうと予想していたのですが,図鑑やネットの情報を見ると,どうもちがうようです。アナバチの方かなぁ。ハチも難しいです。

2018/07/14 渡名喜村渡名喜林道南西側

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ピッタリサイズ

クサトベラを訪花するオキナワツヤハナバチ

盛夏の昼下がり,暑さと乾燥で観察できる動物も限られてしまうのですが,チョウやハチは元気に飛び回っています。護岸の陸側に生えている(植えられている?)この木のまわりにも,小さなハチがたくさん集まっていました。

この花はクサトベラ。5枚の花弁が手を広げたようになっていて,花弁が集まる元の部分が溝のようになり,そこにスッポリとハチが体を入れていました。

このツヤツヤのお腹はオキナワツヤハナバチ。これまでも何度も観察してきた種ですが,これほどピッタリとは共進化してきたのか,とも思えます。まぁ,他の植物でも普通に見られますから,そんなことはないのでしょうけれど。

オキナワツヤハナバチ

2018/07/14 渡名喜村ユブク

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花にぶーん,と キラピカ登場

午後の日程までまだ間があるというので,真夏の正午過ぎでしたが,島内散策。今回は,南へ向かってユブクまで行ってきました。陽射しは肌を刺すようですが,強い南風が吹いていて,それなりにいい感じ。あれこれ撮影しながら林道の登り口まで行ってきました。

アダンの雄花にやって来たリュウキュウツヤハナムグリ

ユブクの海岸には護岸の陸側に植栽されたかのようなアダンの群落があって,雄花が咲いていました。久しぶりの観察なので,記念&記録にと撮影していると,ぶ~~んと羽音を立てて虫がやって来ました。とまったところを探してみると,リュウキュウツヤハナムグリです。

雄花を撮影していた一枚に,とまる寸前の姿が写っていました。鞘翅を閉じて羽ばたいているのがわかりますね。

アダンの雄花にやって来たリュウキュウツヤハナムグリ

とまった後は,ゴソゴソ移動して,花序の中に頭を突っ込んでいる。こんな姿は,以前,ガジュマルに来たところでも見られました。このようにして,花粉媒介をしているのでしょうか。

2018/07/14 渡名喜村ユブク

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メッキが剥がれた,かのような

ナナホシキンカメムシ

今年の梅雨は空梅雨で,蒸し蒸しジメジメしていても雨は降らないという困った天気。週末もグッタリして野外へ出かけることができずにいます。そんな中,ベランダで見つけたのがこの虫。

緑の金属光沢と黒い水玉,赤い脚。ナナホシキンカメムシです(あるいは,ハラアカキンカメムシか)。

が,この個体,背中の部分が変色している。まるでメッキが剥がれたみたい。下地は深い藍色なんですね。本来いるはずもない所で見つかった,ということからも,そろそろ寿命が尽きようとしているのかもしれません。

2018/06/06 那覇市

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ライバル接近

アオモンイトトンボ

午前中は島の東部を回ってひと休み,午後も遅くなってから,この地へやって来ました。そうして撮影しているうちに,日も傾き,少し涼しくなって活動が活発になってくる生き物もいます。

湧水から続く流れに繁茂した草むらで,たくさん見られたのがアオモンイトトンボ。群れているのかというくらい,たくさんいましたが,よく見ていると追いかけっこのようなことをしていて,縄張り防衛行動のようです。

この一枚はたまたま同一カットに2個体収まったものです。右個体で背面の特徴がよくわかるかなと思います。

アオモンイトトンボ

こちらの一枚は左側面観。図鑑ぽいですし,2004年7月に渡名喜島で撮影したものから,構図も変わっていないという。大きく写せるようになったのは,もっぱらカメラの性能のおかげ,であります。

2018/04/25 宮古島市下地崎田緑地公園

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水いろめがねは だれのもの

ヒメトンボ

撮影していたときは,シオカラトンボの仲間だろうくらいにしか思っていなかったのです。オオ‐とかホソミ‐とか,いろいろいますからね。

宅地と畑の間に,放置された水たまりがあって,水草と藻類が絡み合って水面を覆っています。その表面に止まったり,辺りをぐるっと飛び回ったり。すぐに元に戻ってくるので,縄張り防衛行動なんだろうなぁと想像がつきます。それで,一ヶ所でジッと待ってシャッターを切りました。

遠征から戻って,図鑑で絵合わせしてみると,どうもシオカラトンボとはちがう印象。翅に斑紋が無いし,複眼が青っぽいし,複眼の間(顔面?)も白というより水色っぽい。腹端の2節が黒くて付属器は黄色。どうも,ヒメトンボのようです。あまり小さく感じられなかったのですけれど,シャッター切るのに夢中になりすぎだったのかもしれません。

以前,2004年5月に渡名喜島で観察したときには,その大きさに注目していたのに,比較対象がいなかったからかなぁ。

ヒメトンボ

そうそう,タイトルは童謡「とんぼのめがね」から。「赤いろめがね」や「ぴかぴかめがね」は,まぁ,そういった種が県外にも広くいそうですけど,「水いろめがね」は,どの種でしょう? 具体的な種じゃなくて,イメージなのかな? 作詞者は福島県出身だそうですが,さて,水いろめがねは何トンボ?

2018/04/25 宮古島市城辺福里・地下ダム資料館

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尻尾の先の 長さで区別

コフキヒメイトトンボ,未成熟な雄個体

ということを知ったのは,遠征から戻って,図鑑をパラパラとめくっているとき。撮影しているときは,どうしても頭部にピントを合わせてしまうので,肝心なところはピンぼけですが,この一枚が一番よく写っているものでした。

このトンボは,コフキヒメイトトンボ。その名に反して粉を吹いていないこと,タイトルにした「尾部下付属器」が長いことから,未成熟な雄個体と考えられます。

コフキヒメイトトンボ,粉を吹き始め

一方,こちらは粉を吹き始めているそろそろ成熟するかな,という雄。渡名喜島で観察したような成熟雄は見られませんでした。

コフキヒメイトトンボ,未成熟な雌

更にこちらは,未成熟な雌。渡名喜島でも観察しましたが,全く体色がちがいます。そして,緑の草むらの中を赤い体でフワフワと飛んで,とてもよく目立つ。アオモンイトトンボと混棲していましたが,食べられてしまわないのか心配になります。

渡名喜島で観察した個体はこちらの記事からどうぞ。

2018/04/25 宮古島市下地崎田緑地公園

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留まっているのは 果たして?

キイロヒトリモドキ

朝,始業前の慌ただしい時間に,ふと気づいた窓ガラスに映る影。

外から見てみると一匹の蛾。撮影したいが時間がありません。諦めて一日過ごし,夕方になって日も暮れてから,同じ場所を通ると,何と,まだいます。慌ててカメラを取りに行って撮影しました。

ガラスに止まっているので,背面からまっすぐに撮影するとフラッシュが反射してしまって,うまく写せません。不本意ですが,やや斜めから角度を変えて写しました。

この蛾は,キイロヒトリモドキ。県内に広く分布して,幼虫はガジュマルなどクワ科を食害するということです。ここも周囲にはたくさんのガジュマルやイヌビワの類が植えてある(生えている)ので,さもありなん,という感じです。

林の中などでもよく見かけるのですが,すぐに葉裏に隠れてしまって,撮影しようとすると,また飛び立ってしまうので,なかなかいい角度で撮影できずにいました。

今日はずっと一ヶ所に。一体なぜなのか,ただの気まぐれなのか,よくわかりません。

2018/04/17 那覇市

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白黄緑に 紅一点

白梅にアザミウマ

先月も紹介した白梅,まだまだその姿をたのしませてくれています。いい具合にこちらを向いていた一輪をパチリと撮影。後からその画像を見てみると…花の中に何かいます。白い花弁,黄色い葯,緑の雄しべ,その中にいる小さな赤い虫。彩りとしては鮮やかな組み合わせですが,いかんせん小さすぎて,目で見たときには気づきませんでした。

この虫は,アザミウマの仲間と考えられます。葯に止まっていることから,花粉を食べているのかなと思います。野外から花を取ってくると,よく見つかるんですが,種類までは気にしたことがありませんでした。肉眼で識別できるサイズじゃないんですよねぇ。

2018/02/15 那覇市

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