黒っぽいのが識別点
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目がいいですからね,レンズを向けたら警戒して,そ~っと近付いたつもりでしたが,中断して逃げてしまいました。
ゲットウの花がたくさん咲いていて,近付いてみるとハエがいっぱい。花粉媒介をハエに頼っているのでしょうか,鈴なり状態でした。で,そうすると集まってくるのが捕食者たち。運良く出くわしたのがハエトリグモのお食事風景,というわけです。
撮影している時は,黒いからだに白い帯でアダンソンハエトリの雄と思っていたのですが,後からよく見ると,どうも違う。体つきがガッシリしているし,触肢が白くない。う~ん,難しい。
2016/05/20 南城市玉城字前川
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海岸近くの植栽で,被写体を探してウロウロ。葉の隙間を飛び回る小さな虫を見つけました。
この虫は,,,ヘリカメムシの仲間。よく似た種類にホシハラビロヘリカメムシというのがいるのですが,その種の特徴は背面に左右並んだ2つの黒点。で,この点がないものは,ハラビロヘリカメムシというのがいて,それかとも思うのですが,こちらは沖縄には分布しないようです。
う~ん,難しい。撮影した後の絵合わせだけでは,なんとも決め手に欠ける。
ここでは,明瞭な黒点がないのでハラビロヘリカメムシとしておきます。
観察した植栽は,ハマササゲによって,半ば覆い尽くされていました。生息しやすい環境なのかもしれません。
2015/05/20 南城市安座真
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草むらで被写体を探していると,足元から飛び出すものが。ちょっと大きめのバッタです。これは撮らねば,とその姿を追っていくと,敷地境界の杭の上で,うまい具合に止まってくれました。そぉ~っと近づき,フラッシュを焚いてとった一枚です。
このバッタは,マダラバッタ。一番の特徴は後脛節に赤い部分があることのようですが,このポーズでは隠れてしまって見えません。そこで,次なる判断基準は前翅の根元あたり,縁にあるという,緑(緑~黄緑~黄白まで変異があるようです)の線。この個体は体全体が緑色っぽいので目立ちませんが,褐色型の個体では,とても目立つ特徴になっています。
ところで,「マダラ」はどこの斑紋に注目したのでしょうか?
2015/05/20 南城市安座真
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この一角は虫が多いなぁ,なんて思いながら,被写体を探しては撮影。
すると,視界を横切る,ちょっと大きめの影。止まったところを探しに行くと,特徴的な腹部先端の白毛の房。シオヤアブ,です。
つくば市での観察で紹介したように,この,白い毛の房は雄の特徴。しばらく辺りで撮影を続けていると,雌個体も見つけられました。
捕食者がこれだけたくさんいるということは,餌になるものがそれだけ豊富,ということですね。
2015/05/20 南城市安座真
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所要でやって来た安座真の海岸。休憩時間になると,さっそく被写体探し,です。波打ち際が目の前,ということもあって,植栽とグンバイヒルガオが渾然一体となって,こんもり盛り上がっているところがありました。そんな中で見つけた一枚です。
この虫は,オキナワイモサルハムシ。2013年5月の観察でも交尾行動でした。つくづく,5月はハムシの季節,ですね。
2015/05/20 南城市安座真
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せっかく知念まで来たのだから,と帰り道に遠回りしてお気に入りのフィールドへとやって来ました。ここ志喜屋では,水場に畑に二次林といろんな環境がセットになっていて,いろんな生き物に出会えるのです。
この日も,定番の昆虫たちはいるのですが,これは!という新顔がいない。まぁ,ついでできたのだから仕方ないか,諦めて帰りがけに見つけたのがこのカミキリムシ。ふと見上げた梢に止まっていました。
このカミキリ,和名はオキナワキボシカミキリ。漢字にすると「沖縄黄星髪切」になるのでしょう。基亜種キボシカミキリやイシガキキボシカミキリはその名の通り,見事に黄色い斑点が鞘翅に並んでいるんですが,本亜種はそれがない。モヤモヤした叢雲模様に見えます。これら模様の生態的意義って,どんなものがあるのでしょう?
宮古島には固有亜種ミヤコキボシカミキリが分布しているようですから,こちらも観察してみたいものです。
2013/08/05 南城市知念志喜屋
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「積集合」と読むそうです,この文字∩は。
日も傾いてきたこの時刻,施設内は人気もなく,静まり返っていました。それだけに,こんな小さな蝶でも,飛び回っているのがとても目立ちます。植え枡のマリーゴールドで吸蜜しているところに,そ~っと近づいてパチリと撮らせてもらいました。
このチョウは,チャバネセセリ。以前紹介したときは,ユウレイセセリと誤同定していました。後翅裏面の白斑がクルリと∩の形に並んでいるのが特徴です。頭側の2つがやや薄くなっていて,∩の形に見立てにくいですね。
2013/08/05 南城市知念
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用事を済ませて建物の外に出てくると…さすが,豊かな自然に囲まれて,しかも,手入れの行き届いた環境です。二次林や耕作地近くで見られるというこのチョウが,パッと視界に飛び込んできました。植え枡に咲き誇るマリーゴールドで,盛んに吸蜜していました。
このチョウは,オキナワビロードセセリ。前回,渡名喜島での観察では,吸蜜中も翅を震わせていました。それが,今回はピタリと止まっています。う~ん,何が違っているのでしょう?
いずれにしろ,今回は落ち着いて蜜を吸ってくれていたので,そ~っと回り込んで,横からの姿をしっかりと撮影できました。
2013/08/05 南城市知念
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