あざとい手つき
被写体を求めて裏の畑をウロウロ。鵜の目鷹の目で食痕のある葉を裏返したりします。
そうしているうちに,どこかからやって来た小さな影。見慣れてきたのか,もう見間違えることはありません,アリグモです。
特徴的な腹部のくびれと斑紋,ヤガタアリグモの雌です。何枚か撮影した中から,うまく合焦した一枚を選びました。この角度から見ると前中眼がとても大きくて,そろって前を向いていることがよくわかります。上顎は小さくて,しかもコンパクトにたたまれていて目立たない。そして何よりも,絶妙な角度で添えられた第一歩脚。見事にアリの触角を模しています。雄だってなかなかのもんですが,いかんせん上顎が大きくて違和感が出てしまいます。雄には選択圧がはたらかなかったのでしょうか。それとも何か重要な機能があるのか。う~ん。
2018/02/15 那覇市
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