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獲物を運んできたけれど

キンモウアナバチとヒメクダマキモドキ

里山的環境が近くにあるこの場所は,その気になれば多様な生き物を観察できるのかもしれません。

今日はふと気付いた足元のハチ。大きな荷物,緑色のキリギリスを運んでいました。ぐるっと飛んで,そのうち着地。そのすぐそばには巣穴が掘ってありました。その穴を隠すように枯れ葉が置いてあって,このハチが置いたものならば,なかなか巧みだなぁと思いました。

このハチは,キンモウアナバチ。図鑑にはクダマキモドキを幼虫に与える,とあります。では,この獲物はというと,翅脈がよく写っているものを強調してレタッチすると…枝分かれしていません。ということで,ヒメクダマキモドキに同定しました。

キンモウアナバチとヒメクダマキモドキ

何度か巣穴に出入りすると,再び獲物を抱えて飛び去ってしまいました。カエラを気にして,,,ならば,済まないことをしてしまったなぁと思います。獲物を巣穴に運び込む様子はこんな感じ。2004年7月上旬,渡名喜島での観察です。同じような時期,同じような環境ですね。

2017/06/30 那覇市

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