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ぐるぐる渦巻き どちら向き

ミヤコウズグモの隠れ帯(メス)

陸貝を求めて林の中へ。木立の根元に不思議なモノが。日の出直後で横から差し込む朝日に渦巻き模様が照らされていました。

蜘蛛の巣だとはすぐにわかったのですが,その造形を面白いと思い記念撮影。

が,戻って調べて,なんてこったい。宮古諸島の固有種でした。辛うじてクモの姿が判別できるのですが,もっとよく観察しておけばよかったと悔やまれます。でも,まぁ,このときは陸貝メインというかオンリーのつもりで撮影に来てますから,仕方ないとも言えます。

このクモ,というか蜘蛛の巣(網)を作ったのはミヤコウズグモ。う~ん,なんか工夫のないストレートな和名です。ウズグモ科はクモ目で唯一,毒を持たないんだそうです。そんな点でも珍しい。南西諸島では島ごとの分化が進んでいるそうで,この種は宮古固有。何でそんなに速く進化したのでしょう?生活の仕方に関係があるのでしょうか。

谷川明男さんによる「クモと西表島」内の沖縄クモ図鑑,該当ページによると,この渦巻き模様はメスの作る「隠れ帯」というもののようです。次はオスの方も探さないといけませんね。

ところで,この渦巻き,いつも渦の向きは決まっているのでしょうか。たくさん張られていたのに撮影したのはこの巣だけという,これまた残念な結果。蜘蛛の巣だけでもまだまだ観察しなきゃいけないことがたくさんです。

2016/08/09 宮古島市

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