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黒っぽいのが識別点

ヤマトシジミ,メス,翅表

図鑑のシジミチョウのページ,特にこのような青っぽい種類の部分を見ていると,そう感じます。大抵の種で,メスの方が黒っぽいんですね。

で,ご多分に漏れず,この個体もメス。ヤマトシジミです(おきしま様にご教示いただきました。)。以前,この手の小さなシジミチョウで苦労したことがあったので,翅裏を撮影したかったのですが,なかなかうまい角度で見せてくれませんでした。ようやく撮れたのが次の一枚。

ヤマトシジミ,メス,翅裏

以前紹介した交尾のように,並んでいると性差もよくわかるんですが,一頭だけだと,なかなか。因みに,オスはこんな感じの色合いになります。

2016/05/20 南城市前川

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お食事中に お邪魔して

ハエトリグモの狩り

目がいいですからね,レンズを向けたら警戒して,そ~っと近付いたつもりでしたが,中断して逃げてしまいました。

ゲットウの花がたくさん咲いていて,近付いてみるとハエがいっぱい。花粉媒介をハエに頼っているのでしょうか,鈴なり状態でした。で,そうすると集まってくるのが捕食者たち。運良く出くわしたのがハエトリグモのお食事風景,というわけです。

撮影している時は,黒いからだに白い帯でアダンソンハエトリの雄と思っていたのですが,後からよく見ると,どうも違う。体つきがガッシリしているし,触肢が白くない。う~ん,難しい。

2016/05/20 南城市玉城字前川

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たまたま向けたら写ってしまった 星食,明縁出現

αTauの星食,明縁出現

新しいカメラも購入したし,久しぶりにデジスコで月を撮影してみようかな,と三脚立てて何枚か撮影。すると,月の端っこで強い光。う~ん,こういうのを発光現象というのかなぁ,なんて思いながら露出を変えて撮影を続けていました。で,室内に戻って気付いた,今夜はアルデバラン食。

写真は,明縁出現直後,アルデバランが写っているもっとも最初の一枚。Exifによると 2016/05/08 19:27:53 とあります。その次の一枚をトリミングしたのがこちら。

αTauの星食,明縁出現

まぁ,初デジスコ記念ということで。

2016/05/08 那覇市


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こんなとこにも 根付いてる

といってもカニですけど。

ルリマダラシオマネキとベニシオマネキ

カメラを片手に下地島をウロウロ。どこで入り江を渡り伊良部島に渡ろうか,と思案ながら,です。というか,不案内な上に入り江が複雑で,橋を渡っても,果たして伊良部に入ったのか下地のままなのかよくわからない。まぁ,あまり気にせずヒョイと橋から見下ろした先に見つけたカットです。

階段形式の親水堤防,その段々を作るコンクリートブロックのマス目に礫砂泥が溜まっている。そんな環境で輝く瑠璃色。ルリマダラシオマネキです。お気に入りの生き物ですから,こんな出会いはうれしいですね。欄干から望遠で狙っていると,同一視野に赤い点。こちらはベニシオマネキです。

辺りには投棄された粗大ゴミが落ちていたりするんですが,生きているんですねぇ。

ルリマダラシオマネキ,オス2個体

こちらの写真はルリマダラのオス2個体。サイズクラスがちがうので,新規加入があったのだろうと思います。こういう光景も安心します。

ルリマダラシオマネキ,メスとオス

こちらはコンクリの上に泥で壁を作っているメス個体とそれを伺うかのようなオス個体。シオマネキは,こうした行動が見られるのが面白いですね。

2016/05/04 宮古島市伊良部周辺

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この葉では 気がつかない

アサガオガラクサ

いろいろあって,ようやくやってこられた下地島。観光名所でもある帯岩にやってきました。その写真は,またの機会に譲って,足元に咲いていた小さな花を紹介。

この花は,アサガオガラクサ。花を見ればそれはアサガオの仲間(ヒルガオ科)だとすぐわかります。だがしかし,この葉の形と付き方がまるで豆の仲間。いったいこれは何なんだ!?と撮影して,後日,図鑑で絵合わせ。ある意味特徴的で,すぐに種名が判明しました。

沖縄本島では減っているようですが,こんな花があったんですねぇ。海岸にはよく行くけど,こんな植物が生えている辺りは,すぐに通り過ぎていたからかもしれません,全く気付いていませんでした。

2016/05/05 宮古島市伊良部島帯岩周辺

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警告発して 猛ダッシュ

ミフウズラ,雄

県道沿いの大きな藪。どこからか入れないかと舗装された道から畑の畦道に降ります。しばらく進むと足元からアヤシゲな音。何だろうと辺りを見回していると,視界の隅を素早く横切る影がありました。姿の消えた畝のあたりを見ていると,再び音を発して飛び出てきました。

慌ててカメラを持ち上げて流し撮りした一枚です。うまいこと合焦して表情を捉えたショットになりました。この鳥は,ミフウズラ。ずいぶん前に宮古島に住んでいた頃,よく見かけたのですが,最近はとんとご無沙汰。移入種の影響で数が減っていると聞いていたので,こんなところで出会えるなんて,まったく予想もしていませんでした。が,後から考えれば,まさにミフウズラの好みそうな環境です。喉元が黒くないので雄個体,2羽いるのがわかりましたから,子育て中だったのかもしれません。ミフウズラは一妻多夫制で雄が子育てする例で有名ですからね。

その後,うずくまっているのを撮ったのがこの一枚。ウズラとちがって三本指(親指にあたる指が無い)のが辛うじてわかります。

ミフウズラ,雄

2016/05/04 宮古島市伊良部国仲

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複眼のデザインもいろいろあるなぁ

ミナミキゴシハナアブ

初めて下地島にやってきました。以前,伊良部島にやってきた時,入り江を見るところまでは来たのですが,その時はお仕事中だったため,橋を渡れず終いだったのです。それから20年余り,ようやく初上陸しました。これも伊良部大橋開通のおかげですね。

さて,カメラを持ってウロウロしたのですが,最初に撮影できたのがこの一頭。ミナミキゴシハナアブ,のようです。撮影した時からハナアブの仲間だろうとは考えていたのですが,それは,この複眼を見て,というのも大きかったのです。花粉がいっぱい着いているなぁ,と。

でも,それは勘違い。何と,これは模様なんですね。ツマグロキンバエの複眼といい,複眼に表われる模様も,なかなか奥深そうです。

2016/05/04 宮古島市伊良部長浜周辺

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