思ったよりも 目立たない!?
最近,窓の外をふわふわと飛ぶ姿を目にすることが多くなったので,きっとあそこで発生しているだろうと,ホウライカガミが植えてあるところにやってきました。すると,あるはあるは,鈴なりの蛹。でも,もう羽化のピークは過ぎたようで,抜け殻の方が目立っていました。で,少し探して見つけた,まだ入っているのがこちらの一枚,というわけです。
「黄金の蛹」としてよく知られたオオゴマダラの蛹です。意外だったのは,こうして葉裏に下がっていると,周りの色を映して,周囲に溶け込んでいること。金ピカで目立つんじゃないかと思ってましたが,そんなに単純ではないようですね。
もちろん,こんなところでは,ぴかぴか目立ちまくり。それでも無事なのは,警戒色なのでしょうか。
ちなみに,これもよく知られたことですが,この金色は構造色なので,羽化が終わればご覧の通り。まだ詳細はわかっていないこともいろいろあるようですが,物理化学的な不思議もいっぱいで,「最後になるまで疑問です」です。
2016/01/29 那覇市
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