逃走者だと思ったら
久しぶりにやってきた外房の海。夏となると学生の時分以来かもしれません。強い陽射しを受けてコントラストの強い風景を期待していたのですが,,,この日は朝から濃霧注意報。勝浦あたりから海岸線が見えるようになると,そこはもう白い霧の中。
フィールドワークを予定していたこの海岸も,濃い霧に包まれて,とにかく白くて低コントラスト。影がない。そんな中で気付いたのがこの花です。
陸側の植生の一番下のラインに濃いピンクの花がこんもりと咲いている。遠くから霧を通してもそれはわかるのですが,あまりに鮮やかそうな色に,てっきり栽培されていたものから種子が運ばれて根付いたものだと勘違いしてしまいました。ニチニチソウに見えたんですね。
この花は,ハマナデシコ。こんなのが野生種なんですから,それは昔の人も栽培したり改良したりやってみたくなりますよね。渡名喜島で観察したカワラナデシコに比べると,色はこちら,姿はカワラのほうが見応えあるかな。
しかし,これだけ目立つ花に,何故気づいていないんだ,当時のわたしは?
2015/07/30 鴨川市実入
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