この地を守っていけるだろうか
大型連休もちょうど真ん中。埋め立て工事の影響が気になる大嶺海岸へやって来ました。お目当ては,この場所で何種も観察できていたスナガニ科のカニたち。以前観察したポイントがどうなっているか,まだ生息しているか,気になっていました。
お目当ての一つがこのカニ。空色の甲羅に濃藍色の斑点,ハサミは赤と橙。島尻層群の泥岩が露頭しているところに暮らしているので,その鮮やかな色彩がとても目立ちます。この場所では,複数のサイズクラスが観察できました。どうやら,新規加入も継続しているようです。
このカニは,ルリマダラシオマネキ。8年前に,この場所で生息していることに気付き,とても驚きました。その時は,淡黄色が主体のメスと水色の地に藍色の斑点が美しいメスを紹介しました。もっと前,1996年の宮古島での観察のような個体を撮影したかったので,この一枚には大満足です。やはり,かなり警戒心が強く,30分以上粘ってここまで。これ以上,体を出すことはありませんでした。
こちらは,ちょっと離れたところで活動していた青味の少ないオス個体。そんなに広くはないこの生息地,工事の進行によって,どう影響をうけるのでしょうか。
2015/05/04 那覇市大嶺海岸
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