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日傘に触れる 虹色の弧

日暈(内暈)と下部タンジェントアーク

「傘」じゃなくて,正しくは「暈」,というのは前回も使った言い回しですね。

市街地を移動中に太陽の周りに輪ができているのに気づき,慌てて見晴らしのいいところに登って撮影した一枚です。撮影準備ができた頃には,日暈がずいぶん薄くなってきてしまったのですが,その下部が虹色に光っていました。拡大すると,こんな感じ。

下部タンジェントアークの拡大

調べてみると,「下部タンジェントアーク」という現象のようです。太陽高度が30~22度の場合に限って見られるようで,このためもあって,見られる機会が少ないんだとか。下があるなら上も,ということですが,撮影時には上側には何も見られれないようでした。

上部タンジェントアークと外接ハロ

が,日暈に気づいてすぐに停車して,とりあえず撮った一枚をよく見ると…何となく,「上部タンジェントアーク」も写っているようです。そして,全体としては,左右に引き伸ばされた楕円のような,外接ハロになっているようです。

2014/08/16 16:15-16:30頃 那覇市

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まだ生き残ってはいるけれど

オキナワハクセンシオマネキ

夏休みになっても,なかなか野外に出られない。

といってても始まらないので,半ば無理矢理,いつもの大嶺海岸へとやって来ました。第2滑走路の工事がどれほど進んで,そのことで海岸のようすがどれくらい変わっているのか・いないのか,見てわかるほどなのか,確かめようということもありました。

10日ほど前に大型台風が通過していったので,その影響もあるのでしょうが,一部の場所で堆積のようすが変わっていて,それはちょっと残念に思いました。さらに,盛夏になって生き物たちの姿も少なくなってるように見えました。

そんな中で,変わらぬ姿を見せてくれたのが,このカニ,オキナワハクセンシオマネキです。やっぱり,大嶺崎では見つけられなかったのですが,もう一ヶ所の生息地では,しっかりと活動していました。この場所のこの環境,これからも保全されるのか,それとも影響受けるのか,まだまだ,何度も足を運ばなくてはいけないようです。

2007年5月に観察した頃には,こんなことになるとは考えてもいなかった,のですけどね。

2014/07/27 那覇市大嶺海岸

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