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山ほどないから 動いちゃう

台風で動いた巨礫

それでも,見上げるほどの巨礫なんですが。

基盤岩の白っぽいところ,どうやら,この岩が動きながら表面を削りとって,風化していない新鮮な部分が現れてしまった,ということのようです。この場所の右手側,崖がV字状になって10m近く下がっているところがあって,それに沿って,激浪が打ち寄せるらしいのです。

岩の下に置いてあるペットボトルは500mlサイズ。いかに大きな岩かを感じてください。

でも,上には上があるもので糸満市荒崎のカサカンジャー岩Google マップで確認できるんですから,凄まじいことです。

2013/11/09 読谷村残波岬

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必ず会える

オキナワハンミョウ

一処に足繁く通えば,微細な生息環境の違いもわかるようになってきて,ここではこれを観察できるはず,という予想が立つようになってきます。これも,そうした微細環境がはっきりしている種類。オキナワハンミョウです。

一連の観察コースの中で,水場の近く,足元が泥濘む一歩手前の湿ったところで,見られます。地形的には,沢筋といった感じで斜面に挟まれ木々が茂って薄暗いところ。なので,撮影にはフラッシュを炊くことになってしまい,色調がやや悪くなってしまいました。

自然な色彩は以前撮影したこちらをご覧ください。

いつ行っても会える,という安心感を大切にしたいですね。

2013/10/17 恩納村県民の森

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ただ今引っ越し中

県民の森・渓流コースの自然観察は,コースの端からスタート地点まで整備された林道を歩いて戻らないといけません。林道と言っても,歩道を備えた立派な舗装道路です。その道沿いで見つけた光景。何やら記念樹が植えられているのですが,その支柱の鉄パイプに大きなアリが行き来していたのです。

トゲオオハリアリ,新居を防衛

このアリはトゲオオハリアリ。パイプを覗きこんでみると,ご覧のとおり,見張りがこちらを睨み返していました。運んでいるものは,草の実のような,繭のような(でもアリは繭を作りませんよねぇ)茶色い楕円体が多いようです。その他にも,このように,獲物と思われるクモを咥えている個体も見られました。

トゲオオハリアリ,クモを運搬

で,運んでくる列を逆に辿っていくと,パイプにほど近いところに,大きな巣穴が開いていました。こちらも,やっぱり巣穴の前に見張りがいました。基本的に,こちらの巣穴からパイプへと一方通行でしたので,引越中かな,という判断です。

トゲオオハリアリ,巣穴で見張り

でも,そもそも引っ越しなんてするのか?そこからして,確かめていないんですけど。

学名についてはこちらの投稿を参照してください。

2013/10/17 恩納村県民の森

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