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取り残されて…

オキナワイモサルハムシ

海岸への道すがら,何かいないかと鵜の目,鷹の目。道沿いの藪や草むらをゆっくりと見回します。そんな時に見つけたキラリと光る虫。銅色の金属光沢が印象的です。

この虫,ハムシの仲間だとはすぐわかります。そこからが大変。図鑑やネット上の写真と絵合わせで調べます。で,おそらく,オキナワイモサルハムシだろうということで決着。食草になりそうなハマヒルガオもたくさん生えていましたしね。

オキナワイモサルハムシ交尾

実は,トップの一枚を撮影する直前まで交尾していました。やっぱり,5月はハムシの季節と言えそうです。オスの方はというと,そそくさと逃げていって,メスだけが取り残された,というわけです。

2013/05/05 糸満市喜屋武

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ペロペロ終えて これから運び屋

ミナミオオハナアブ

この日は海岸での撮影を目当てにやって来たのですが,歩き出すと,次々被写体が見つかります。畑の脇の草むらにセンダングサがいっぱい咲いていて,そこにいろんな昆虫が集まっていたのです。

この虫は,ミナミオオハナアブ。オオハナアブとの識別点が今ひとつわからないので,暫定的にこちらにしておきます。

これまでも紹介してきましたが,今回の撮影が一番いい角度でしょうか。翅脈や口吻も見えています。背中に花粉が一塊。脚にもいっぱい付いていて,次の花へと運んでいくのでしょうね。

2013/05/05 糸満市喜屋武

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かゆい かゆい

キアシシギ

大型連休もそろそろ終わり。この日は意を決して野外へ出てみました。衛星写真で見つけた,海岸への降り口を見てみたかったのです。とはいえ,すでに午後も遅い時間帯,着いた時には随分日も傾いていました。

コーラル舗装の農道が,そのまま砂浜につながっています。こんな場所は,行楽客が多いんですよね。この時も家族連れが車を乗り入れて磯遊びしてました。

ま,そんなヒューマンディスターブには目もくれず,生き物探し。シナガワハギが大群落を作っていて,その他の種類も合わせて海浜植物のお花畑状態でした。

汀線の方へ進むと,空にはミサゴ,磯にはクロサギと撮影意欲のグッと高まる被写体が待っていました。夢中で撮影していて,ふと振り返ると,大きな潮溜りの波打ち際に水鳥の群れ。慌てて身を隠し,シャッターを切りました。

この鳥はキアシシギ。撮影してる時は名前がわからず,イソシギにしては大きいし,青灰色が強いなぁなどと思ってました。twitpicに上げたところ,キアシシギのエクリプス,とご教示頂きました。宮古島でも5月に観察していたんですけどね。すっかり頭から抜けてました。やっぱりシギチは難しいです。

2013/05/05 糸満市喜屋武

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