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3人揃って,月面X!

月面X

月齢7の晩,僅か数時間だけ現れるという月面X。この日は,天候にも恵まれたので,望遠鏡を持ちだして,眼視観測も試みてみました。

月面Xという現象は,ブランキヌス,ラカイユ,プールバッハの3つのクレーターの壁に,ブランキヌス側から日光が当たることによってXの文字に光って見えるというものです。明暗境界線がこの場所を通過するのにかかる時間が数時間ほど。この時間に月が見えていないと観測することができないという,珍しくはないけれども観測機会の少ない現象です。

いろいろ撮影してわかったことは,露出オーバー気味にしないと見難いということ。適正露出で月面の様子もわかるようにすると,次のようになります。

月面X適正露出

来年は,1月19日,3月19日,5月17日に観測チャンスがあるそうです。

2012/10/22 那覇市

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おーしまです,は鶴ですけど

オオシマゼミケーン,ケーンと聴きなしされるけど,鶴の一声はどんな声でしょう。

県民の森に聳える熱田岳。この時期に訪れると中南部では聞くことができない,このセミの大合唱に包まれています。林の中で,しかも梢の方にとまっていることが多くて,なかなかその姿をハッキリ撮影できずにいたのですが,この時は,たまたま目の前に来てくれて,フラッシュ炊いて撮影できました。単眼が光を反射してキラリと光っています。

このセミは,オオシマゼミ。オオシマは奄美大島のことのようです。涼しくなってくると,このセミとサシバの声が聞きたくなりますね。
2012/10/12 恩納村安富祖県民の森

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こうして見ると やっぱり高いな

オキナワヤマタカマイマイ

程よく放置された(いや,手入れされた,でしょうね)山林に,遊歩道が整備された県民の森は,生き物観察にもうってつけ。樹上棲のこの種類を間近で観察できるのも,きっと生息密度が高いから,それだけ出会える確率が高い,ということなのでしょう。

このカタツムリは,オキナワヤマタカマイマイ。以前の観察では,遠くから望むだけでしたが,今度はすぐ近くから,じっくり撮影できました。ただし軟体部はおあずけです。

こちらのサイトによると,学名が変更されたようです。それも4年前に。う~ん,最先端についていくのは,なかなか大変です。

2012/10/12 恩納村安富祖県民の森

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カビが取れてスッキリ

サビムラサキホコリ

9月末の台風18号接近があったため,多分荒れてるんじゃないかと思ったら案の定,枝葉がすっかり落ちて,森の中はすっかり明るく乾燥していました。この時期は,毎度こんな感じです。でも,こうした出来事で,自然はうまく機能していくのでしょうね。

そんなことを感じさせてくれるのが,こういった分解者の存在。でも,知識不足でなかなか着目できずにいるというのが実情です。この一枚は,変形菌界の有名人,ムラサキホコリ(の仲間)です。以前はムラサキホコリカビと呼ばれてましたが,いつの間にかカビがとれたんですね。まぁ,カビとは全く違いますから,誤解を与えなくて,この方がいいと思います。

で,種類ですが,どうも,こちらのページの写真を見ると,サビムラサキホコリとするのがよさそうです。絵合わせでの判断なので,ムラサキホコリ属の一種,くらいがいいのかもしれませんが。

2012/10/12 恩納村安富祖県民の森

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