お高い証拠
この日の野外活動は,もう大変。デスクワーク漬けの生活で体調も不充分だったのですが,きつい登りにふらふら。久し振りに貧血昏倒しそうになって,肝心の観察・撮影は殆ど出来ませんでした。やって来たのは,おなじみの県民の森。でも,いつもと違い,熱田側の登山道から入山です。
で,この日のお目当てが,こちらの両錐石英。高温型とも呼ばれるようで,溶岩が573℃以上の時にこの形で結晶するそうです。バックの平行線は6mm罫のノートですから,その大きさが想像できると思います。この結晶を含む母岩がこちら。
金色に輝く鉱物がたくさん入っていますが,これは風化したクロウンモ。石英斑岩という岩石になるそうです。そして,何と,この山まるまる貫入岩脈なんだとか。う~ん,なんともスケールが大きくて,その点でも目眩がしそうなお話です。
後日,また訪れて,今度は自分で採集してみたいものです。
2012/09/08 恩納村安富祖県民の森
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