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真夜中の賓客

コウスバカゲロウ街中にもいるんですねぇ,こんなのが。

夜更けに帰宅してみると,建物の壁に大きな虫。一目でウスバカゲロウの仲間だとわかる特徴的な体つきです。で,いろんな角度から撮影したんですが,あと一枚,というところで飛び立ってしまいました。あとから見返すと,ピンぼけだったり,フラッシュで白飛びだったりで,見られるショットは数枚でした。己の腕の限界を知る思い,でした。

更に,調べてみると,どうやらウスバカゲロウではない。この仲間,どれも似通っていて,絵合わせではなんとも判断しにくいのですが,翅の形などから,コウスバカゲロウとしておきます。

気になるのは,幼虫の生息場所。一体どこで暮らしているんでしょう。巣を作らない種類だと,気づくこともないんでしょうね。
2012/09/07 那覇市

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見つめる視線は 変わらない

ムナビロカマキリ

深夜の帰宅。ふと,植え込みを見ると芝生の上を大型のカマキリが歩いています。で,当然のことながら荷物を放り出して,すぐ撮影。なかなか野外へ出る機会が持てずにいるので,こんな機会でないと被写体とも出会えません。

で,このカマキリ,どうやら,ムナビロカマキリのようです。以前,渡名喜島での観察を紹介しました。そのとき,学名なし,という状況だったのですが,現在はチョウセンカマキリと同種という見方のようです。せいぜい地方型なのかな。外見で区別できるくらい形態の差が固定化しているなら,もう,地理的隔離のある地域個体群として亜種扱いでもいいと思うのですが,そこら辺,いろいろあるんでしょうね。

2012/09/18 那覇市

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己の姿に見とれてる

クビキリギス

ということではないでしょうが,前のめりになって顔を近づけているような姿勢から,何となく。

この虫はクビキリギス。最初見たときはショウリョウバッタかと思ったのですが,横顔のラインが違っていますね。Wikipediaの解説にあるように,垂直面に止まっていました。写真は回転してあります。

ガラス面に昆虫が止まっているとこちらのハイイロヒトリと同様に,二重の像を作るんですね。今回は,像が重なってしまって,イマイチ見やすくはなりませんでしたが。

2012/09/10 那覇市

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あ~かい あか~い 紅いの赤

オオシマカクムネベニボタル今日のシンボルカラーは,赤。

ということで,未使用写真を探して引っ張りだしてきたこの一枚。春のやんばるで出会った,オオシマカクムネベニボタルです。

春先には,よく見られるようなのですが,何分,やんばるは遠い。この時も,休みを利用して,何とかやってきたのでした。被写体を探してウロウロ,何気に頭上を見上げた時に気付いて,慌てて撮影した一枚です。既に薄暗くなっていたので,フラッシュを焚かなくてはならなかったのですが,ちょっとギラギラしてしまって,実物と印象が違ってしまい,お蔵入りとなっていたのでした。触覚の形から,オス個体だとわかります。交尾相手を探しているところ,なんでしょうか。

今日のようなことを,もう二度としなくてよいように,と願うとともに,また会ってみたいな,と思う昆虫です。

2008年3月撮影の記事

2008/03/21 国頭村

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お高い証拠

この日の野外活動は,もう大変。デスクワーク漬けの生活で体調も不充分だったのですが,きつい登りにふらふら。久し振りに貧血昏倒しそうになって,肝心の観察・撮影は殆ど出来ませんでした。やって来たのは,おなじみの県民の森。でも,いつもと違い,熱田側の登山道から入山です。

両錐石英

で,この日のお目当てが,こちらの両錐石英。高温型とも呼ばれるようで,溶岩が573℃以上の時にこの形で結晶するそうです。バックの平行線は6mm罫のノートですから,その大きさが想像できると思います。この結晶を含む母岩がこちら。

石英斑岩中の風化クロウンモ

金色に輝く鉱物がたくさん入っていますが,これは風化したクロウンモ。石英斑岩という岩石になるそうです。そして,何と,この山まるまる貫入岩脈なんだとか。う~ん,なんともスケールが大きくて,その点でも目眩がしそうなお話です。

後日,また訪れて,今度は自分で採集してみたいものです。

2012/09/08 恩納村安富祖県民の森

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