昔の名前で出してみた
田舎,というには語弊がありますが,自然の豊かなこの施設では,街中では見かけない生き物と出会うことができます。このアリも,その一つ。コンクリの柱を行ったり来たり,2階に餌場があるのか,というほど忙しなく動き回っていました(この一枚は登っているところを撮影し,90°右回転してあります)。
黒い体で1cmに迫る巨体,以前にも紹介したトゲオオハリアリです。このアリ,手持ちの図鑑に従って,学名をDiacamma rugosum としていたのですが,新たに入手した資料によると,「少なくともrugosum ではない」として,Diacamma sp.とされています。「種の認識には分子レベルでの系統解析が必要であろう」とのことです。和名はそのまま変わらないようですから,今回は,そのままで掲載,ということに。
参考資料
寺山 守・高嶺 英恒・久保田 敏,2009.沖縄のアリ類
2012/07/31 南城市玉城字玉城
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