こちらはお酢を入れる方
県都那覇市の眼の前に広がる自然海岸として,とっても貴重な大嶺海岸。簡単にレッドリスト掲載種と出会えてしまいます。こちらの海藻もその一つ。この時期だと,こうして房状にまとまって生えている姿をよく目にします。
で,種名はカサノリ。最初に知ったのは,遺伝の授業だったかな。遺伝情報が細胞質じゃなくて核にある,そんな話だったと記憶してます。南の島の藻類として,ちょっと憧れ的貴重さを感じてましたが,こちらも,キイロダカラやハナビラダカラと同様に,普通に見られてしまうんですね。あ,でも,環境省版レッドリストでは準絶滅危惧に指定されています。
よく似た近縁種にホソエガサというのがあって,こちらは人魚のワイングラスと呼ばれるんだとか。カサノリの方は,それより浅いお皿状。その特徴を捉えて,属名はビネガーを入れる皿,という意味なんだそうです。
ホソエガサ,今度は注意深く探してみます。
2012/05/07 那覇市大嶺海岸
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