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赤くて長くて,尻黒い

リュウキュウベニイトトンボのメス

多忙感溢れる毎日で,まったく野外へ出る時間が持てません。

でも,身近なところにも,野生生物はいるのです。そう気付かせてくれた,この一枚。

このトンボはリュウキュウベニイトトンボ。腹部末端4節に黒斑があることからメス個体だとわかります。近くに小さな人造池がありますから,そこで発生したのかもしれません。

以前撮影した渡名喜島産のオス個体はこちら

それにしても,イトトンボにしては大きく感じられます。

2011/06/26 浦添市屋富祖

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ふわふわ の もふもふ

コサギ

思いつきで訪れた三角池。潮の具合もよかったのか,たくさんの鳥を間近で観察できました。目新しい種類は見られなかったのですが,その分,一羽一羽の行動をじっくりと見ることができました。

このサギは,コサギ。全身に蓑状の飾り羽があって,それが風をはらんで膨らんでいました。これは夏羽の特徴なのですが,冠毛が見られないので,換羽の途中なのかもしれません。

以前の観察では,すらっとした10月に撮影した冬羽に比べて,
5月に撮影した夏羽では,頭から伸びる冠毛や蓑状の飾り羽があるのがわかります。

2011/06/15 豊見城市与根三角池

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こうして並べば わかりやすいか

ダイサギとコサギ

野外でよく見かけるのに,なかなか見分けるコツが掴めないもの,わたしにとっては,この白鷺たちもその一つ。これまでにも,しばしば観察して紹介してきました。でも,それは,全て後から調べて名前がわかったもの。お蔵入りの観察も,た~くさんあるのです。

それでも,このように並んでくれると,少しは見分けやすいというもの。この日は,大小2種類いることが,遠目からもすぐに分かりました。撮影してみれば,嘴の色が異なることもハッキリとして,同定の重要な手がかりとなりました。

これらのサギ,左側大きい方はダイサギ。嘴が黄色いのは冬羽の特徴です。

一方,右側の小さい方はコサギ。別カットで足指の黄色いことを確かめました。冠毛が無いことから,こちらも冬羽とわかります。

ということで,これまでに紹介した白鷺のリストです。


チュウサギ
8月の観察

コサギ
4月の観察
5月の観察
10月の観察

アマサギ
1月の観察
5月の観察
9月の観察

クロサギ
白色型8月
黒色型1月
黒色型5月

2011/06/15 豊見城市与根三角池

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若者相手に 何してる!?

クロツラヘラサギ

所用でやってきた三角池。全く期待はしていなかったので,その姿を見て,ビックリしたのがこちらの鳥,クロツラヘラサギです。

冬鳥,ですから6月のこの時期には,もうとっくに渡ってしまっている,と思い込んでいました。このまま,留鳥のように沖縄で一年を過ごすのでしょうか?気になるところです。

で,こちらの二羽。左個体が大きく翼を広げると,右個体が枝を咥えて差し出すような仕草。求愛行動みたいだなぁ,と思いながら撮影しました。戻ってから,図鑑で調べると,翼先端が黒いのは若鳥の特徴だそうです。とすると,この行動は,何をしているところだったのでしょう?右個体の目先が黄色いのも気になるところ。

図鑑だけでは,わからないことがいっぱいです。

2011/06/15 豊見城市与根三角池

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赤目が決め手

ゴイサギ

この日は所用で豊見城市へ。用事が終われば,そそくさと生き物観察,そして撮影です。ここへ来れば,きっと何か見るべきものがあるだろう,と予想して,やって来ました三角池。

潮の具合と陽の傾きが程良くて,たくさんの鳥が活動しているようすを見られました。

と,近くのアシの茂みから飛び出してきたものがあります。向こう岸で,ちょっと遠かったのですが,その姿を全部見せて止まってくれました。

この鳥は,ゴイサギ。これまでに,渡名喜島で二度,2006年5月2007年3月に観察しました。島での2回の観察では,典型的な羽色パターンでしたが,今回は少し違うようです。胴体下面や喉元が白くなくて,薄い褐色の縞模様に見えます。幼鳥が羽を換えている最中なのでしょうか?

いずれにしろ,しっかり,じっくり観察・撮影させてもらえました。

2011/06/15 豊見城市与根三角池

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