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時季外れの 生き残り かな

アシビロヘリカメムシ

晴天に誘われて,久し振りに一人で野外へ。
先月,荒天のために撮影できなかったカサカンジャー岩へと行ってきました。

地学的な観察は,いろいろたのしめたのですが,もう一方のおたのしみ,生き物観察の方は,からっきし。先月の訪問では石灰岩岩礁の植物群落が花盛りだったので,あわよくば,と期待したのですが,見事に外れてしまいました。

で,数少ない,初めての出会いがこれ。

帰り際,農道を歩いているときに,脇の草むらに飛んできた黒光りする昆虫。

近づいてみると,カメムシの仲間でした。

その後,図鑑で絵合わせしてみると,どうやら,アシビロヘリカメムシのようです。年2回発生で,その2回目も11月まで。もう発生時期を過ぎているので,羽化してから時間が経った個体だと思われます。そのためか,体色もくすんでいるようです。

種小名にaustralis とあるように,南方系の種類のようです。ウリ類の重要な害虫なんだとか。観察した場所では,オキナワスズメウリがたくさんありましたから,もしかすると,それに集まっていたのかな?とも思います。

2010/12/12 糸満市荒崎

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