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これなら 繋いでおけるかな

ミツバノコマツナギ

さて,今回の荒崎訪問では,先月観察できた隆起珊瑚礁上のお花畑が撮影目的でした。

が,自然はそんなに甘くはなかった。

1ヶ月という時間の経過で,すっかり花の盛りを過ぎていたのです。

花がまとまって残っているところはないか,とウロウロしながら撮影した一枚です。

この花はミツバノコマツナギ。渡名喜島での観察も12月でした。この株よりも節間の空いているものが普通に見られましたから,そんなところで「駒繋ぎ」と呼んだのかもしれません。

2010/12/12 糸満市荒崎

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何を咥えて いるのかな

シロハラ さて,久し振りの背骨あり。

生け垣の隙間から,そーっと覗いた一枚です。前回6年前の観察とほとんど同じようなポーズですが,口先に何かが…。

直前まで,落ち葉の中を探っていたので,獲物を見つけた直後だったのかも知れません。


この鳥は,シロハラ。県内で見られる代表的な冬鳥です。この鳥が目立つようになると,暖かい沖縄でも冬が始まったなぁと感じられます。

2010/12/12 糸満市平和創造の森公園

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時季外れの 生き残り かな

アシビロヘリカメムシ

晴天に誘われて,久し振りに一人で野外へ。
先月,荒天のために撮影できなかったカサカンジャー岩へと行ってきました。

地学的な観察は,いろいろたのしめたのですが,もう一方のおたのしみ,生き物観察の方は,からっきし。先月の訪問では石灰岩岩礁の植物群落が花盛りだったので,あわよくば,と期待したのですが,見事に外れてしまいました。

で,数少ない,初めての出会いがこれ。

帰り際,農道を歩いているときに,脇の草むらに飛んできた黒光りする昆虫。

近づいてみると,カメムシの仲間でした。

その後,図鑑で絵合わせしてみると,どうやら,アシビロヘリカメムシのようです。年2回発生で,その2回目も11月まで。もう発生時期を過ぎているので,羽化してから時間が経った個体だと思われます。そのためか,体色もくすんでいるようです。

種小名にaustralis とあるように,南方系の種類のようです。ウリ類の重要な害虫なんだとか。観察した場所では,オキナワスズメウリがたくさんありましたから,もしかすると,それに集まっていたのかな?とも思います。

2010/12/12 糸満市荒崎

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