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後方警戒中

ベニシオマネキ 今回の宮古島滞在では,これまで余り使うことのなかった“下地線”(国道390号下地-平良間)をよく通りました。それで,川満マンガルの存在に気付いたわけですが,観察用の木道に降りて直ぐ,これはいるな,と目星が付いたのがこのカニ。

ベニシオマネキです。

マンガルの一番陸側に分布しますから,それだけ観察しやすいんですよね。この場所でも,木道沿いにたくさん見ることができました。


たくさんいれば,それだけいろんな場面に出会います。この一枚は,背後から忍び寄る個体をしきりに警戒しているところ。微妙なステップで,互いに牽制していました。

前回の沖縄本島産の観察では,背面からの撮影でした。今回の角度からは,鋏脚の色彩がよくわかります。後ろ側の個体は甲羅の一部に青い斑紋がありますが,ベニシオマネキという名前とは裏腹に,珍しいものではないようです。

2010/05/04 宮古島市下地川満

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» 三竦み,ということではないが [SeaStar's Photolog]
高密度で多種共存が成り立つと,いろんなことが起こります,という例。 木道が整備されて,自然観察に好適な川満マンガル。木道の下にはベニシオマネキが集団で生活してい [続きを読む]

受信: 2010.06.16 19:25

» こんなとこにも 根付いてる [SeaStar's Photolog]
といってもカニですけど。 カメラを片手に下地島をウロウロ。どこで入り江を渡り伊良部島に渡ろうか,と思案ながら,です。というか,不案内な上に入り江が複雑で,橋を渡 [続きを読む]

受信: 2016.08.05 19:12

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