箱船プロジェクト
っていうほど,大げさなものではないようですが。
身近にたくさんいた生き物が,気付くとまったく見られなくなっている,なんていうことが,(残念ながら)よくあるようです。この生き物も,その一つ。県内に唯一自然分布していたというタニシの仲間,マルタニシです。
生息環境の悪化に加えて,県内での稲作衰退とともに数を減らし,本島内ではおそらく絶滅したのではないか,と考えられているそうです。
ここでは,某所から採集してきた個体群を管理して,増殖も図っているのだとか。
野外に放すわけにもいかないでしょうし,かといって1ヵ所では心許ないし。
種の存続に人が責任持つっていうのは,本当に大変なことなんだろうなぁと思います。自然の仕組みの中で,それが可能になるのが一番ですね。
2009/10/13 宜野湾市琉大キャンパス
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