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鳴き交わしながら 去ってゆく

え~,「鷹の写真」パート4です。

サシバの渡り

久しぶりの生き物観察,林の中にいる頃から,頭上で鳴く声が聞こえていたんです。でも,時刻は2時過ぎ,まだ渡ってくるには早いだろう,ということは昨日からいる個体だろう,くらいに考えていたんです。

ところが。

帰り道,駐車場から車を出すと,何と!!鷹柱

慌てて路駐して,カメラを向けましたが,遙か彼方へと飛び去ってしまいました。「柱」という感じがしませんが,複数写っているので,このカットを選びました。

寒露を過ぎ,サシバの渡りもピークですね。

2009/10/17 糸満市

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青い お空は ないけれど

コシブトトンボ

雨上がりの夕方,キャンパス内をお散歩。池の畔にコシブトトンボが留まっていました。

葉陰で休んでいたのか,体は濡れていないようすです。どんよりとした空と対照的な鮮やかな複眼が印象的でした。

5年前の一枚と比べると,ずいぶんそれらしく写せるようになりました。

2009/10/13 宜野湾市琉大キャンパス

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穴が空いても ひび割れても

アマノヤマタカマイマイ

午前中は強い雨。きっと元気に動き回っているだろうと思って,糸満市某所へと出掛けてきました。

例によって,カメラを手に被写体を探してウロウロ。

すると,何と!

歩道に落ちた葉っぱに真っ白なカタツムリ。

探し求めていたアマノヤマタカマイマイです。これまでにも何度か観察はしていたのですが,如何せん樹上棲の種。遠くて暗い枝葉の陰にいるので,いい写真が撮れずにいたのです。ということで,とりあえず,踏まれないように葉っぱの方を摘んで移動。じっくりたっぷり撮影させてもらいました。

落ちたときの衝撃のためでしょう,殻には穴やひび割れが見られます。でも,生存には影響無さそう。オキナワヤマタカマイマイ類の殻には,こんな傷跡がよく見られます。何としても生き延びて,たくさん卵を産んで欲しいものです。

環境省版RDBで絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN),沖縄県版RDBで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。

2009/10/17 糸満市

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箱船プロジェクト

マルタニシ

っていうほど,大げさなものではないようですが。

身近にたくさんいた生き物が,気付くとまったく見られなくなっている,なんていうことが,(残念ながら)よくあるようです。この生き物も,その一つ。県内に唯一自然分布していたというタニシの仲間,マルタニシです。

生息環境の悪化に加えて,県内での稲作衰退とともに数を減らし,本島内ではおそらく絶滅したのではないか,と考えられているそうです。

ここでは,某所から採集してきた個体群を管理して,増殖も図っているのだとか。

野外に放すわけにもいかないでしょうし,かといって1ヵ所では心許ないし。

種の存続に人が責任持つっていうのは,本当に大変なことなんだろうなぁと思います。自然の仕組みの中で,それが可能になるのが一番ですね。

2009/10/13 宜野湾市琉大キャンパス

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いつもの場所とは 違っているが

マダラコオロギ

これから秋口にかけて,県内の林でたくさん見られる“マツムシ”の仲間。マダラコオロギです。いつもは木の幹に留まっていて(頭を下にしていることが多いような…),近づくと,さっと隠れてしまうので,なかなか拡大写真が撮れずにいました。

が,このときは何故か開けたコンクリの上にノコノコと登ってきたのです。絶好のチャンス!ということで,フラッシュ焚いて何度もシャッター切りました。そのうちの,背中の斑がよく見えるかな,と選んだ一枚です。

何と,こちらのブログとまったく同じといってもよいカットになってしまいました(先方はメス個体ですが)。結構,こんな場所にも出てくるのかもしれませんね。

2009/09/26 沖縄市知花城跡

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