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30万突破!

本日,15時頃,total view の値が30万を突破しました。

いろんな生き物について書き散らしているためか,様々な検索ワードで訪れてくださっているようです。ご覧いただいた皆様,本当にありがとうございます。これからも,ぼちぼちゆっくり,更新していきます。



昨日,unique visitor の値も12万を突破しました。
皆様,ありがとうございます。

2009/08/07 追記

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嫁の皿より ちと深い

リュウキュウアオガイ

地学巡検のために訪れたヤンバルの河口。始まる前に,ちょっと寄り道。生き物観察です。

河口の転石をひっくり返して,被写体を探します。そうして見付けたのがこの貝。リュウキュウアオガイです。学栄の頃から何かと縁深い笠貝類の中でも,このアオガイの仲間には,特別な思い入れがあります。県内では,この種が一般的ですね。放射肋と螺肋が組み合わさった格子模様がいい味出してると思うのですが,如何でしょう。フツーの方には,こちらの貝との違いがハッキリしないかもしれませんね。

すっかり乾いて白っぽくなっていたので,海水をかけて本来の色合いを出してみました。

2009/07/25 名護市天仁屋

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オスの出番は どうなるの?

アミメアリ

野外でボーッとしたいときに,気に障るのが小さな虫たち。蚊なんかは吸血という目的があるからまだ理解できるんですが,気が付くと腕に齧り付いているアリは何とかならないですかねぇ。

写真のアリは,アミメアリ。食事の時にこぼれ落ちた汁に集まってきたようです。

図鑑などの記述によると,この種類,決まった巣を持たないとか,女王アリがいなくて働きアリたちが産卵するとか,どうもアリらしくないアリです。こんな風に集まっているところを見ているだけではわからないものです。

で,気になるのが繁殖様式。「稀にオスも得られる」と記述されているのですが,このオスはコロニーの仲で何をするのでしょう?女王がいないのですから,そこら辺の働きアリと交尾するのかな?それは偶然によって決まるのでしょうか?書かれていないことで,余計に想像がふくらみます。

2009/07/29 糸満市賀数

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海崖にあいた 鼻の穴

天仁屋の海蝕洞

地層の褶曲や生痕化石で名高いバン崎には,天仁屋川河口からのアプローチとなります。その左岸(北側)に見られた地形です。

嘉陽層が褶曲などにより大きく傾いていて,その一部が浸食されて海蝕洞になっています。対岸から見ただけで4カ所認められたのですが,そのうちの2つが,何だか鼻の穴のように見えるのです。やや右に傾いているのはご愛敬。

県内の洞窟というと,鍾乳洞がほとんど,ということですから,こういった地形は珍しいといえそうです。すくなくとも,かなり容易に観察できる場所にありますから,お薦めポイントということで。

20090/7/25 名護市天仁屋

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近づくことは できないけれど

この日は,久しぶりの野外巡検。少し早いかなとも思いましたが,遠方であることもあって,集合時刻の30分程前には到着できるようにしてみました。すると…すでに大半の方が集まっていて,少なからず驚かされました。

セイヨウミツバチ(?)

で,この写真。集合場所になった元の学校と国道を挟んで向かい側にある名護市指定天然記念物底仁屋の御神松の幹で見られたものです。気づいたときには大型の蜂が一頭いたので,上手くすると蜂球が見られるかもと思ったのですが,カメラを取りに行っている間にどこかへ行ってしまったようです。う~ん,残念。

さて,この蜂の種類,ということになるのですが,ひとまずセイヨウミツバチ,Apis mellifera としておきます。手元の図鑑での分布域からの判断です。

2009/07/25 名護市天仁屋

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想い出の バン崎

バン崎;交差法で立体視

おきなわ石の会の定例会(野外巡検)で名護市天仁屋の海岸に。お目当てはバン崎の“イナズマ形地層”です。

前回訪れたのは,10年10ヶ月前。陸貝や岩石について学び始めた頃でした。その時は,潮の関係から腰まで水に浸かったり,崖にしがみついてみたり,なかなか険しい行程だったのですが,今回は大潮期間ということもあって,比較的容易に到達することができました。とはいえ,日頃の運動不足がたたって,目的地に着いた頃にはかなりグロッキー。生痕化石の産地で有名なのですが,ゆっくり探すこともできませんでした。

写真は,嘉陽層の褶曲のようす。交差法による立体写真にしてみました。5500万年前に堆積した砂や泥の地層が,その後に大きな力を受けてご覧のようにグニャグニャに折れ曲がっています。自然と人間のスケールの違いについて,いろいろ考えさせられる場所です。

2009/07/25 名護市バン崎

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あっちも こっちも 気にしてる

オオシロフベッコウ;サツマノミダマシを狩る

「登山コース」という表示のハイキングコースから降りてきて,芝生の広場で一休み。水分補給しながらボーッとしていると,足元でぶんぶんとハチが飛び回っています。しばらく飛び回っては止まり,また飛び立つことを繰り返して,どこかへ行ってしまう気配がありません。

なぜだろう,とよく見てみると…,ありました。わたしが腰を下ろしたベンチのすぐ近くに一匹のクモが横たわっているのです。このハチは狩バチだったんですね。後から調べてみると,和名はオオシロフベッコウのようです。国内に広く分布しているようですね。今回の獲物はサツマノミダマシでしょうか。鮮やかな緑色の腹部が印象的です。

オオシロフベッコウ;巣穴の整備

すぐ近くに巣穴(?)も見つかりました。離れたところから見ていると,獲物のクモと巣穴を行ったり来たり,とても神経質に感じられました。巣穴に運び込むところを待ったのですが,なかなか近づかないので,撮影は断念してしまいました。

2009/07/12 恩納村県民の森

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日傘の下で

日食時の日暈

正しくは,「暈」という字を使って「日暈(にちうん,halo)」というそうですが。

今日は,待ちに待った,日本国内陸地で観測可能な皆既日食の日。1980年代から待っていたのですから,こう表現しても構わないでしょう。想定外だったのは,自分自身が沖縄県民になっていたこと,でしょうか。

食分0.92という深い食で,最大食分の頃には辺りが薄暗くなるのが観察できました。でも,その効果が本当に日食のためだけかというと,そうも言い切れないのが残念なところ。早朝から高層の雲が広がっていて,日食中は,写真のように見事な暈が観察できました。

もちろん,こんな木洩れ日写真など,いろいろ撮影しましたけど。

最大食分時の木洩れ日

2009/07/22 那覇市

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セミの抜け殻調べ

今年の夏休み,最初の野外活動は,ちょこっとボラティア。

森の家みんみんで行なわれたキッズマンデープロジェクトに参加してきました。今日の内容は,「セミの抜け殻調べ」。公園内を方形区に区切って,その中で単位時間あたりに見つかる抜け殻を種別性別に数えよう,というものです。小学校低学年の子どもたちを中心に,保護者のみなさんも一緒になって,暑い中たくさんの抜け殻を集められました。

セミの抜け殻調べ;同定と計数セミの抜け殻調べ;マッピング

さて,今日,新たに覚えたこと,「クマゼミはデベソ」

2009/07/20 那覇市末吉公園

デベソのようす

黄丸の中がデベソのようす

みんみん のブログに当日のようすと調査結果が掲載されました。こちらからどうぞ。
おきなわイーイープログラムづくりプロジェクト
 ・キッズマンデープロジェクトいよいよ開始!

2009/07/24 追記

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これでは 顔に 見えにくい

ホシヒトリモドキ 久しぶりの野外活動は,子どもをダシに県民の森。網を持たせてセミ採りということにして,オヤジは専ら撮影です。

まぁ,それでもセミを探しながらの被写体探し。木の葉に止まっている蛾を見付けました。
この蛾は,ホシヒトリモドキ。以前に紹介した,シロスジヒトリモドキと同属です。色彩パターンもよく似ているのですが,背中にキャラクターが見られないのは寂しいところです。

2009/07/12 恩納村県民の森

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