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これは詐欺だろぉ~ という話

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語り尽くされた,という感じもしますが,白いクロサギです。

大嶺海岸を那覇空港に沿って北上すると,石灰岩岩礁からなる大嶺崎に至ります。ここから海岸線は東に折れ曲がり,コンクリ護岸に移り変わっていきます。

その岩礁で,ジッとしていたのがこのサギ。全身白くて脚は黄色。嘴は黒で目先は黄色。体型などから判断して,クロサギの白色個体だろうと同定しました。黒色個体と比べると,とても同種とは考えられませんね。

2008/08/18 那覇市大嶺崎

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バンザイ姿は この次に

ヒメヤマトオサガニ

泥岩の露頭といろいなカニの姿を求めて,度々訪れている大嶺海岸。広い干潟には砂,サンゴ礫,そして岩盤といった様々な底質が見られ,それに応じて,生き物にも変化が見られます。これまではシオマネキの仲間に注目していました。というのも,この仲間は色彩などの特徴がハッキリとしていて,同定がラクなのです。だがしかし,それ以外のカニも当然見られます。

中でも,比較的大型で気になっていたのが写真の種類。シオマネキとは違って,左右の鋏脚が同じ大きさです。それから,水が溜まったような所で見られるように感じます。撮影のために近付いてみると,この辺りは随分と柔らかく,足が埋まってしまいました。こんな所は,この海岸でもごく限られた場所にしか見られないようです。

このカニは,ヒメヤマトオサガニ。シオマネキのようにハサミを振るんですが,両方のハサミを同じように持ち上げ,それと一緒に脚も伸ばして,精一杯背伸びをするかのように見えるんだそうです。そこから種小名はbanzaiとなったんだとか。

ぜひ,見てみたいものです。

2008/08/18 那覇市大嶺海岸

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オレンジ黒縞 正体不明

正体不明の昆虫?t

野外で生き物観察していると,時々ハテナと思うものを見かけます。最近は図鑑の類をよく見るようになったので,大抵のものは,何の仲間か見当がつくようになってきたのですが,それでも,まだまだ正体不明に出会います。この一枚も,そんな正体不明の生き物です。

見つけた時は,潮間帯の岩の上を素早く歩き回っていました。細長い体をくねらせるように動いていたので,多分昆虫だろうとは思うのですが,確証がありませんでした。撮影したものを見ても??? 鞘翅目の幼虫でしょうか,それとも,ハサミムシの仲間?

海浜棲昆虫については,知らないことがいっぱいです。

2008/08/04 那覇市大嶺海岸

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後ろ姿では 自信が持てない

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久し振りに登るウーチュガーへの道。田んぼには,サギやシギなど大形の鳥がいるかもしれない,と考えて,抜き足差し足とはいかないまでも,慎重に足を進めます。田んぼが見えるところまで来て,そーっと首を伸すと,一羽のシギが。と,レンズを向けて,一枚だけ撮影。あっという間に気付かれて,飛んでいってしまいました。

この鳥は,タカブシギ(と考えられます)。飛んでいるときは,腰の白さが印象的でした。旅鳥となっていますが,8月になったばかりの渡名喜島に,もう渡ってきているのですね。

2008/08/01 渡名喜村ウーチュガー

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赤眼連盟

イワオウギガニ

夏の陽射しにフラフラになりながらの野外巡検。一番の目的だった露頭の観察を終えて礁原を引き返す,その途中で見つけたのがこのカニです。体型から,オウギガニの仲間らしいということ,すると性質はおとなしいだろうということは想像がつきました。けれども,大きさが一回り大きい。特にハサミの太いこと! こんなので鋏まれたら,大変なことになりそうです。

このカニには,イワオウギガニ。真っ赤な複眼とその周りの隈取のような模様が,いかにも恐ろしげです。外見通りなのか,ちょっと突っつくと,両鋏脚を大きく広げて威嚇してきました。

それにしても,この赤い眼。でも見られましたが,どんな利点があるのでしょう?

2008/07/31 渡名喜村シド崎

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こんなとこまで 見通せる

渡名喜島から望む伊江島

久し振りの渡名喜島。強い日差しに,体力は限界。もう,フラフラです。だがしかし,それだからこそ見られるものもある,という一枚です。

撮影地は,渡名喜島の南部山塊をぐるっと一回りする林道のほぼ最高点,渡名喜園地にある展望台です。ここからは,久米島,粟国島,座間味・渡嘉敷の島々,そして沖縄本島がよく見えます。で,これまで3年間島で暮らしていて,全く気付いていなかったのですが,伊江島もしっかりと見えるのですね。特徴的な城山(タッチュー)のシルエットと,島全体が水平線の上に見えています。直線距離にして70~80km,標高は城山が172m,展望台が165mほど。数字にすると,見えて当然という気もしますが,実際に目にすると,とても新鮮な感動がありました。

2008/08/01 渡名喜村大本田渡名喜園地展望台

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