暗がりで はっきり
晩秋の夕刻,森の中はもう薄暗くなってきています。周囲の木々も光を失い,深緑と言うよりは,陰の中に沈んでいくかのようです。被写体を探して鵜の目鷹の目で歩き回るのですが,こうなるとなかなか見るべきものに出会えません。
そんな中で目を引いたのが,この青い果実。青というにはやや濃い色味,そして艶。よく見ると細かい毛がびっしりと生えているのですが,深い緑の森の中で,ひときわ目を引く色合いです。
この果実は,マルバルリミノキ。そのまんまの命名,という気もしますが,やはりこの点が特徴なのでしょう。同属の(素人目には)よく似た何種類かが県内の山地林内で見られるようです。写真の株は葉柄がほとんど無いことなどからマルバ-としました。
2007/11/17 恩納村県民の森
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