空間分割決定様式
野外での写真撮影には,日光が充分にある正午近くが適しています。だがしかし,真上からの光線では得られないカットがあるのも,また確かなことです。この一枚は,夕暮れ近く,昼行性の虫たちが今日一日の活動を終えようとしているところを写したものです。
この虫は,アオスジコシブトハナバチ。夜になると,小枝や蔓を顎で咥えて休息します。その時,一列に並んでいるのですが,この日はその整列の場面に出くわした,というわけです。
何匹かがとまっているところへ,新しい個体が近付いてくるのですが,とまっている方は一斉に脚を振り上げ,懸命に追い払うのです。そのうち,何とか隙間にとまるのですが,その頃には,また新しい個体が近付いてくる,という案配で,この一本の蔓に,ほぼ等間隔にハチが並ぶことになりました。
2007/10/22 糸満市真栄里
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