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頂点と底辺

カノコガイとイシマキガイ 巡検からの帰り道,ちょっと寄り道して河口へ降りてみました。ここでは,以前ハナガスミカノコを観察したことがあったのです。だがしかし,今回は全く見つけられませんでした。擬個体群だったのでしょうか? 糸満市のヒメカノコも見られなくなってしまったし,こうして産地が減っていくのは悲しくも怖いと思います。
さて,写真の2つの貝は,まだまだたくさん観察できます。県内を含めて西日本太平洋側の河川では一般的と言えるでしょう。で,問題は,この2つが別種だということ。同じ場所に群生していて,生活の仕方がほとんど同じ,というのが不思議なんですが。食い分けとかが起きているのでしょうか?

左上,三角模様の頂点が黒くなっているのはカノコガイ,Clithon fabaClithon swerbianaとされていることも)。一方,右下の三角模様の底辺が黒いのはイシマキガイ,Clithon retropictus。これだけで区別してしまっていいんだろうか,とも思いますが,色彩変異も大きいので,野外ではこれが決めてとなってしまうのです。イシマキガイの方は上流の淡水域にも分布するので,そこでは間違えないのですが。

2007/07/22 名護市有津川

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年の暮れも迫ったこの日,午後からは雨の予報となっていたのですが,意地で出掛けてみました。やって来たのは,本島南部,糸満市の海岸。ここは18年前にヒメカノコをたく [続きを読む]

受信: 2008.12.30 01:21

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