これでも デカイ
この場所での自然観察は,草刈などで管理された道路沿いからほとんど人手の入らない崖沿いの林まで数十mの間で変化していくのが魅力の一つ。
崖に近づくと,マント群落を作る蔓植物の葉にたくさんの穴が開いていました。何か食害している虫がいるはずと,葉を返したり下から覗いたり,ようやく見つけたのがこの一匹です。
この虫は,ヨツモンカメノコハムシ。サツマイモ類の葉を食害するそうです。和名は鞘翅の縁に4箇所で接する黒斑から付けられたのでしょう。コガタカメノコハムシとよく似ていますが,ずっと大きいのです。何でもこの類で国内最大になる種だとか。タテスジヒメジンガサハムシに比べると,倍近くにも感じられます。この大きさのためもあって,体表の彫刻のようすをうまく撮影できたと思います。
2007/06/16 南城市知念・志喜屋
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