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薄暗がりに 黒い翅

クロセセリ 崖沿いの観察場所も,崖の直下に至るとすっかり密林の趣。覆い被さるように茂った木々で,辺りはすっかり暗くなっています。直射日光が遮られていて,それだけ小動物にとっては活動しやすい環境だ,とも言えますが,写真撮影には悪条件で困らされます。

この蝶を見つけたのも崖を作る石灰岩から垂れ下がるように生えたシダの茂みの中。ちょっと離れたところから,フラッシュを焚いて撮影しました。


このチョウは,クロセセリ。食草はショウガ類だそうですから,この辺りにたくさん生えているゲットウを食害しているのかも知れません。

セセリチョウの仲間には,よく似た種類がたくさんいるのですが,これはやや別格。色彩や斑紋はイチモンジセセリユウレイセセリによく似ているのですが,大きさが全く違っています。明らかに一回り大きいのです。野外での識別点が,そんなところしかない,というのもキビシイのですが,それでも手掛りがハッキリしているのは,わたしのような素人にとっては有り難いことです。

2007/07/08 南城市知念・志喜屋

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