サギを見分ける
一目でこれを見分けるためには,やっぱりそれ相応の経験が必要ですね。この日,道路脇の畑にたくさんのサギがいるのと見つけたときも,単純にアマサギの群れだと思っていました。室内に戻って,画面上で確認していると,どうもヘン。嘴の黒い個体がいるのです。偶々並んでいたところをトリミングしたのがこの一枚です。
手前側,首から胸にオレンジ色の斑点があるのはアマサギです。本来の夏羽はこんな感じになります。嘴と足は黄色ですね。一方,冬羽はこんな感じです。
奥側,嘴が黒くてやや長いのはコサギです。足も黒いですね。ただ,この写真では写っていませんが,このように足指は黄色くなっています。夏羽では,頭部から延びる2本の長い冠毛と蓑状の飾り羽根が特徴です。
とはいえ,フツーの人からはシロサギ(白鷺)と呼ばれてしまいますね。良くてシラサギ。クロサギという白いサギのことなど持ち出すと,ますます混乱してしまいます。
サギの識別は難しいです。
2007/05/22 宮古島市城辺比嘉
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