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よくあるらしい 勘違い

イシガケチョウ ずっとずっと思いこんでいました。その翅の模様から名付けられたのだろうと。それは,正しかったようなのですが,まさか,「石崖」という言葉があろうとは。

この蝶は,イシガケチョウこんな味わい深いエッセーにも取り上げられています。このほかにも,ネット上には「石垣」と「石崖」の件についてはいろいろと書かれていて,みなさん混同しているだろうようすが伺えます。


「科学技術週間」特別公開に合わせて訪れたJAXA沖縄宇宙通信所の敷地内で撮影しました。

2007/04/29 恩納村字安富祖金良原

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日傘を差して お見送り

島に懸かる笠雲(?)
と,こちらが言うのも何ですが。

渡名喜島を離れたこの日,薄日が差していたのですが,妙に湿度が高く,スッキリとしない天気だったのです。実際に島を出たのは,午後4時近くになってから。これまでは,すぐに船室で一寝入りを決め込んでいたのですが,この時ばかりは甲板に出て,見納めになるのかなぁ,などと思いながら島の姿を眺めていました。西に傾き始めた太陽が島を照らしていましたのですが,よく見ると,何と,島に傘が懸かっていました。いわゆる「笠雲」の状態です。

写真は,南部山塊に懸かっていた雲。やや小規模なものが北部山塊(西森)にも見られました。最後の最後に,また興味深い姿を見せてくれたなぁと思います。

2007/03/30 渡名喜村ナガバラ崎沖(久米商船フェリー船上から)

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怒り肩は 齢のせい

エビイロカメムシ成虫 不完全とはいいながら,やはり変態は変態。幼虫とは随分見かけが変わります。

この虫は,エビイロカメムシの成虫。墓地の脇の草むらでジッとしていました。

形の上では,前胸部の張り出しが顕著です。当に怒り肩状態。とはいっても,カメムシの仲間では典型的な体型ですが。体色も赤味が減って,この種類が好むというススキ類の枯れ葉にそっくりになっています。


2007/03/18 渡名喜村シブーシューカーラ(集落南方段丘面の墓地)

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小さな島の日本最大

この一枚が島暮らしで最後に撮影した生き物となりました。


イセリアカイガラムシ

前々から気になっていた,給食センター前の植え込みのカイガラムシ。あまりに手近なところにあるので,ついつい撮影が後回しになっていたのです。で,改めてレンズを向けると,これがなかなかうまい具合に光が当たらない。あっちに捻り,こっちに引っ張りと,いろいろ試して撮影しました。

このカイガラムシは,イセリアカイガラムシ。オーストラリアからの移入種だそうですが,日本最大のカイガラムシなんだそうです。縦縞の溝が印象的な白い部分は,成熟雌が作る分泌物で,その中に卵や子虫が入っているのだそうです。


2007/03/30 渡名喜村西底原(給食センター)

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欧州語だと思ったら

キケマン
3月1日に見つけてから,その正体が気になっていたこの花。ようやく名前が判りました。

この花は,キケマン。何とケシ科だそうです。ケシというとヒナゲシのようなものを思い浮かべるのですが…。そして,この「ケマン」という言葉,「華鬘」と書き表す仏具なのだそうです。漢語なんですね。

ところで,この株の花は,こちらのページの説明に比べると,花弁先端の紫斑が小さいような感じもします。けれども,こちらのページにあるように,類似種が多いようなので,「エイッ!」っとばかりに同定してしまいます。

2007/03/24 渡名喜村西ノ底(集落外れの藪)

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これからが おもしろい

新しい環境に移ってから,全く自然観察のできない日々が続いています。このphotologの更新も,3週以上止まってしまいました。

で,ようやく撮影できたのが,この一枚です。


アメリカフウロ

道端(?)といった環境で,お馴染みの野草たちに混じって咲いていた見慣れない花。薄紫の花弁はムラサキカタバミのようでもありました。でも,葉は深く切れ込んだ掌状だし,何より黒い果実の中心にこれまた黒い角のような突起があります。戻ってから図鑑で調べてみると,アメリカフウロという帰化植物であることが判りました。

何度もお世話になっている,こちらのページによると,この後で種子が弾き飛ばされるようです。その様子も見てみたいものです。


2007/04/21 浦添市某所のフェンス際

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