わかってやっているのだとしたら,たいしたもんだ
もうすぐお彼岸。
だからというのではありませんが,以前から気になっていた集落南方の段丘面に行ってきました。というのも,ここにはお墓がたくさん集まっていて,よそ者がノコノコ行くような雰囲気ではなかったからです。まぁそれでも,3年間思い続けていたので,意を決して登ってみました。藪漕ぎのまねごともしたのですが,あえなく撤退。それでも初見の生き物を撮影できました。
お墓の脇の草むらで,昔のあぜ道を探していると,足元から一頭の蛾が飛び出しました。目にも鮮やかなオレンジ色。ところが,ひらひら飛んでいる間はあんなに目立っていたのに,とまってしまうとどこにいるのか,簡単には見つかりませんでした。 それもそのはず。前翅の黒斑と褐色の地色で,見事に周囲に溶け込んでいます。枯れたシダの葉に平行になるように頭を下にしているところもスゴイと思います。この蛾はモンクロキシタアツバ。カラムシやツルモウリンカを食害するそうですから,渡名喜島は彼らにとって住みやすいところだと言えそうです。 |
種小名はsagitta。このとまり方なら納得です。でも,わたしにとって,Sagittaといえば,やっぱりこちら。
2007/03/18 渡名喜村シブーシューカーラ(集落南方段丘面の墓地)
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