のどぼとけがありません
しばらくの間,天気と時間の都合が合わなくて野外に出られずにいたので,久し振りの山歩きは様々なものが新鮮に感じられました。ウーチュガーへと登る道すがら,足元から次々とバッタが飛び出していきます。そのほとんどは後翅が赤っぽいタイワンツチイナゴなのですが,中にはハッキリとクリーム色に見えるものがあります。飛び出てくるまでわからないし,飛んでいるものにはピントを合わせきれないし,ということで撮影は諦めていました。
で,帰り道。急な坂を下りてきたところで,飛び出したバッタがすぐ足元に降りました。慌ててしゃがみ込み,カメラを起動してレンズを向けました。
このバッタは,クルマバッタ(褐色型)。「クルマ」というのは,後翅の中央部に半月形の黒帯があって,その内側が黄色くなっているのを車輪に見立てたのだそうです。このほか前胸背面の盛り上がりも特徴だそうです。が,複眼の下から前に向かって伸びる楔形の黒斑が一番目立つと思いますが,どうでしょうか。
タイトルは,イナゴとバッタの見分け方から。腹側前脚の間に「のど仏」のような突起があればイナゴ科,無ければバッタ科だそうです。
2007/01/22 渡名喜村ヘート-ンダ(風力発電施設)
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