こんなモノに例えなくても
地上性の微小な陸産貝類を探すには,藪の中に入り込んで地べたに這いつくばって落ち葉を掻き分けないといけません。久米島のあちこちを車で移動しながら,そんなところを探しました。
この場所も,そんな通りすがりに入った農道脇の藪の中。初めは下ばかり見ていて気付かなかったのですが,ふと顔を上げると,キレイに色付いた果実がたくさん付いていました。
この実は,ゴンズイ。本州以南の低山地に生えるということですから,よく知られた種類なのかもしれません。それにしても,この名前の由来。こちらのページによると諸説あるようですが,どうせ例えるなら,同じ植物のウドにでもすればよかったのに…,と思ってしまいます。
このところ地味な色合いが続いたので,華やかな一枚にしてみました。
2006/11/04 久米島町宇江城
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コメント
はじめまして(だと思います)。いつも楽しみに拝見させていただいています。ところで、ウドの大木のウドはウコギ科のウドのことではなく、オシロイバナ科のウドノキ(オオクサボクとも言う)のことだということが何かに書かれているのを見たことがあります。石垣島で見たウドノキは裕に5メートルを超える高さがありました。ウドノキの果実にはイワサキヘリカメムシという珍しいカメムシが寄生するので、熱心にウドノキを探したことが思い出されます。
投稿: Ohrwurm | 2006.11.13 21:29
Ohrwurm さん,コメントありがとうございます。
そして,ウドノキの件,ご教示ありがとうございます。手元の図鑑を開いたら,その旨の記述がありました。専門外の分類群では,こうして教えていただかないと気付かないことばかりです。
以前にも,イワサキオオトゲカメムシの件で「八重山の自然」にお世話になっていました。これからも,どうぞよろしくお願いします。
投稿: SeaStar | 2006.11.19 18:10