立神というより屏風岩
以前,渡名喜島の立神岩を紹介しました。実は,その後,別な場所で“由緒正しい”「タチガミ」と呼ばれる地名を見つけてしまったのです。それはまたの機会にして…。
こちらは,県内でも著名な「立神」。「タチジャミ」と呼ぶようです。久米島の観光案内にも,よく取り上げられているし,その正体は流紋岩の岩脈!,ときては,見に行かないと悔いが残るというものです。幸い,案内板が整備されていて,簡単に駐車場までたどり着きました。ところが,この駐車場,標高が63m程。急な階段を下り,更に海岸沿いの遊歩道を数百m進んでようやく見ることができました。
アダンの藪を通り抜けての最初の印象は「屏風」。とても幅広なのです。近付いて,海へ向かって撮影すると,左のようになります。これなら,「立神」らしいですね。陸からは見えないようなところにあることを考えると,この名前は船から見て付けられたものだろうと想像できます。 周囲の浜は茶褐色の砂礫でいっぱいでした。腰を据えて(というより這いつくばって)探すと,1mmほどの自形石英が数粒拾えました。 |
2006/11/04 久米島町宇江城
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