キセキが いっぱい
今回の久米島行きの,もう一つの目的は火山活動に伴う岩石と地形の観察(撮影)。沖縄県では,人口が集中している地域と琉球石灰岩の分布域がほぼ一致しているため,普段見かける露頭や海岸は,どこも似たような風景です。けれども,こうして離島に来ると,全く違うものに出会えるのです。
この写真も,そうした沖縄らしくない風景の見られるところで撮影しました。ここは有名な観光地なので,何組も記念撮影していたのですが,その被写体には目もくれず,波打ち際に一直線。ここは県内では滅多にお目にかかれない「黒い砂浜」だというのです。まぁ,実際には予想より規模が小さかったのですが,ご覧の通りの黒い砂がいっぱいでした。これは,周囲の安山岩質凝灰角礫岩に含まれる輝石なのだそうです。よ~く探すと,5mm程の結晶が拾えました。
2006/11/03 久米島町仲村渠ミーフガー
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