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家族まではお馴染みの

クサカゲロウ科の一種
集落の中にあちこちにあるオオハマボウの茂み。たくさんの昆虫が集まってくるので,被写体に事欠かない撮影ポイントです。この日は,葉から葉へ,素早く飛び移る姿を見かけて,そーっと葉裏を覗いてみました。

見つかったのはクサカゲロウの一種。「優曇華の花」とも呼ばれる卵を産む昆虫ですね。東京にいるころからよく見かける昆虫でしたが,意外にも図鑑では同定ができませんでした。よく似た種類がたくさんいる割に,生活史など基本的なことがよくわかっていないようなのです。手元の「沖縄産昆虫目録」(1987年版,改訂版あり)によると,クサカゲロウ科には17種がリストアップされています。そのうち和名があるのは8種。図鑑で生態写真を見られたのは僅かに1種でした。ということで,種はおろか属までも不明の,「クサカゲロウ科の一種」となりました。

2006/09/19 渡名喜村集落外れの藪

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