まぁ~るい お尻(実はお腹)
これまで,余りしたことがなかったのですが,草むらの中で腰を下ろしてジッとしていると,上から見下ろしているときには気付かなかったような虫たちの活動を見ることができます。この日も,夕方が近付き日差しが穏やかになってから,海岸近くの畑へ出掛けてみました。相変わらず,ジャコウアゲハが目立つのですが,ジッと待っていると,見慣れぬ虫がやってきました。
最初目にした時には,ハエに見えたのですが,撮影してみるとアブのような体色です。これだけ小型だと,図鑑でもわからないかも,と思いつつ調べてみると…,これが載っていたのです。その情報を手がかりにネットで検索して同定しました。
この虫は,マルボシヒラタヤドリバエ。何と,シラホシカメムシなどに寄生するのだそうです。本当に,何にでも寄生者がいて個体数調節がなされているんですねぇ。
ところで,このハエ,図鑑には「マルボシヒラタハナバエ」という和名で載っています。ここら辺の事情については,こちらのページをご覧ください。ウミユスリカさんの蘊蓄が炸裂しています。
2006/09/25 渡名喜村アンジェーラ(山際の畑)
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コメント
こんにちは、たまに覗かせてもらっています。
投稿: つー | 2006.09.29 15:44