毒蛾食うとき皿まで
ある朝,集落内の掃き清められた白砂の道に,黄白色の花がいくつも落ちていました。何とフクギの花が散っていたのです。去年,気が付いたのは5月の終わりでした。梅雨入りの頃から咲いていたのですね。
そこで,朝の日差しを横から受けて,明るい条件で撮影しようと近付いてみると,この光景。この時期,県内で大発生して被害が問題になっているドクガの幼虫です。
花びらを食べているのかと思ったら,ことはそんなに単純ではないようです。まず,雌しべ・雄しべといった花の中心を囓って,その後花びらに移るようです。やっぱり,栄養価が高い(つまり,オイシイ!?)のでしょうか。
5匹写っている方は,頭胸部を横断する黒帯が無いことからタイワンキドクガ,1匹だけの橙色部の多い方はオキナワドクガに同定しました。
2006/05/12 渡名喜村集落内
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