赤くて大きく,緑色
集落の外れ,耕作地との境界に位置する建物では,部屋の中まで野生動物が迷い込んできます。この日,室内をふわりと飛んでいたのは真っ赤な腹部とその大きさが印象的なイトトンボ。
このトンボは,リュウキュウベニイトトンボの雄。雌は腹部末端の各節背面に黒色斑があるそうです。また,よく似たベニイトトンボの複眼は朱赤色。こちらは明るい緑色です。体が赤いイトトンボには,コフキヒメイトトンボの未成熟雌がありますが,体長がリュウキュウベニ-の半分くらいですから,すぐ区別できます。よく見かけるアオモンイトトンボに比べても,リュウキュウベニ-はずいぶん大きく感じられます。図鑑の記述によれば,県内で見られる種の中では,最も大きくなり,腹長が30mmを越えるようです。
2006/05/16 渡名喜村立渡名喜小中学校
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