いつも守られている
集落内での撮影は,藪の中に頭を突っ込んで,というのが多くなります。そんな時,気を付けないといけないのがこの時期多い,ドクガの幼虫。もちろん,蜘蛛の巣に引っかかったり,どこからともなく現れる蚊の群れにも気を配らないといけませんが。
そうして撮影できたのが,この一枚。ふと見た枝先にアヤシゲな茶色い物体がたくさん付いていたのです。アシナガキアリが忙しく行き来している様子から,アブラムシかカイガラムシだろうと予想できました。で,図鑑で調べてみると,ハンエンカタカイガラムシのようです。「半円硬貝殻虫」ということでしょう。これらの丸く膨らんだのは総て成熟した雌個体。画面左端にいくつか見られる小さくて平たい灰褐色のものが未成熟な個体なのでしょう。
それにしても,coffeae という種小名も気になるところ。色からの連想でしょうか。
2006/05/09 渡名喜村集落内
| 固定リンク
「41_渡名喜の自然誌」カテゴリの記事
- 出待ちで パチリ(2018.07.19)
- クマ‐との遭遇(2018.07.18)
- ピッタリサイズ(2018.07.17)
- 花にぶーん,と キラピカ登場(2018.07.16)
- 今度は何とか わかる…かな?(2018.07.15)
「01_昆虫」カテゴリの記事
- ここ掘る ブンブン,とでもいう感じで(2021.06.02)
- こんなところにも やってくる(2019.03.01)
- 坂の上の紺色(2019.10.16)
- 地味ながらも 美しい(2019.09.24)
- 垂直面が好き(2021.01.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント