全身トゲトゲで 防御は完璧
島の集落を歩くときは,何か被写体はないかとあちこち見回しながらなのですが,その時気を付けて見るのが,葉の食痕。囓られているということは,その葉を食べた何者かが近くにいるだろう,というわけです。
この日は,あまり通らない場所だったので,じっくりと探してみたのですが,そこでビックリ。ご覧のように赤・黒・黄色とこれ以上はないというくらいの警戒色。それが大小取り混ぜて,たくさんいるのです。
この毛虫は,コシロモンドクガ。同属のヒメシロモンドクガとは,
- 頭部が赤いこと
- 体側の毛の束が2対とも白いこと
- 尾部の毛の束が黄色いこと
で,区別しました。このうち尾部にも毛の束があるのは終齢幼虫の特徴だそうです。姿形に恐れをなして,手を出さずに済ませたのですが,ヒメシロモンドクガの方はそれほど毒性は強くないようです。だからといって,安心はできませんが。
2006/04/06 渡名喜村集落内の藪
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