怪しいのは脛の色
以前「アオメアブ」として紹介した虫ですが,どうも怪しくなってきました。図鑑をよく読むと,体色が褐色なのが特徴らしいのです。確かに,ネット上の写真もそうなっています。更に決め手は交尾の姿勢。腹端を付き合わせて反対向きになって行なっています。
ところが,この種はご覧の通り背中に乗って行なう方法です。それで,図鑑に載っている中では,シオヤアブがもっとも適当かと考えられます。けれども,写真の個体は,どちらもフ(足付)節,脛節,腿節が総て黒く,シオヤアブの記載とは異なっています。おまけに,ネット上の写真ではシオヤアブの交尾姿勢はアオメアブと同じになっています。
結局,よくわからない,というのが現状です。それで,図鑑に従って「シオヤアブ」と同定してしまいます。いいのかな?
以前「シオヤアブの一種」として紹介した石垣島産の個体では脛節が赤褐色なんですけれど。
2006/04/05 渡名喜村西底原
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