葉っぱも花も 見た目だけ
前線の進行が遅れたためか,この日は一日穏やかな天気。午後からは雲も切れて,夏を感じる日差しでした。
で,再び訪れた島尻毛の南海岸。春を迎えて,どんな花が咲いているかとたのしみにしていたのです。ところが,実際は,腰くらいまで伸びた野草で山道が塞がれていて大変なことになっていました。特にシマアザミ。全身に付いた鋭い棘は軍手やジーンズを貫いてきます。ようやく降りた海岸はシマナが咲き乱れていました。
写真の植物は,帰りの登りで見つけたもの。ちょうど,前回ミツバノコマツナギを見た辺りです。
緑の葉に隠れるように付いた黄色い花が印象的です。その葉も,露が付いたようにきらきらと輝いています。まるでビロードのように見えたのですが,その手触りは,ごわごわとして,かなり悪いものでした。この植物はツルナ。黄色い花びらのようなものの正体は萼。花弁は無いのだそうです。また,露のようなものは,表皮細胞が尖ったものだとか。図鑑によると,この葉が食用になるとのことですが,食欲をそそるかどうかはちょっと疑問です。
2006/02/28 渡名喜村サギヌヤーヌシャ(南海岸)
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