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識別困難

マルシラホシカメムシ
困難とはいえ,まだ,辛うじて野外でも区別ができる方かもしれません。

というのも,写真のマルシラホシカメムシ。同属のシラホシカメムシと,姿形がとてもよく似ているのです。しかも,生活のようすもよく似ていて,どちらもイネ科草本(いわゆる雑草)を好むのだそうです。近縁の種で食物も共通となると,生殖隔離ということでしょうか。繁殖の時期が違うとか,交尾の方法に違いがあるとか。これらカメムシの生活史をよく知らないので,確たることはわからないのですが。

ちなみに,識別点は,こちらのマルシラホシカメムシの方が,体型が丸いこと,小楯板が大きくて体の末端まで届いていることが挙げられます。この個体はオキナワスズメウリの葉にとまっていました。

2006/03/08 渡名喜村集落内の藪

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» あちらは☆で こちらは・ [SeaStar's Photolog]
毎日通る集落内の道。すぐ脇には畑が広がり,隣の畑との境界が藪になっています。この藪の下草が狙い目。やや陰になっている上に,人でもあまり入らないので,いろいろな [続きを読む]

受信: 2006.07.13 13:56

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