識別困難
困難とはいえ,まだ,辛うじて野外でも区別ができる方かもしれません。
というのも,写真のマルシラホシカメムシ。同属のシラホシカメムシと,姿形がとてもよく似ているのです。しかも,生活のようすもよく似ていて,どちらもイネ科草本(いわゆる雑草)を好むのだそうです。近縁の種で食物も共通となると,生殖隔離ということでしょうか。繁殖の時期が違うとか,交尾の方法に違いがあるとか。これらカメムシの生活史をよく知らないので,確たることはわからないのですが。
ちなみに,識別点は,こちらのマルシラホシカメムシの方が,体型が丸いこと,小楯板が大きくて体の末端まで届いていることが挙げられます。この個体はオキナワスズメウリの葉にとまっていました。
2006/03/08 渡名喜村集落内の藪
| 固定リンク
「41_渡名喜の自然誌」カテゴリの記事
- 出待ちで パチリ(2018.07.19)
- クマ‐との遭遇(2018.07.18)
- ピッタリサイズ(2018.07.17)
- 花にぶーん,と キラピカ登場(2018.07.16)
- 今度は何とか わかる…かな?(2018.07.15)
「01_昆虫」カテゴリの記事
- ここ掘る ブンブン,とでもいう感じで(2021.06.02)
- こんなところにも やってくる(2019.03.01)
- 坂の上の紺色(2019.10.16)
- 地味ながらも 美しい(2019.09.24)
- 垂直面が好き(2021.01.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント