「モグラ・コオロギ」と呼ばないのは?
パッと見ただけですぐにそれとわかるこの姿形。おなじみケラです。と書いたところで,はたと手が止まる。近頃の都会生活者にとっては,身近な昆虫とは言えなくなっているのかな?
で,こちら渡名喜島。畑仕事や草刈りの時など,結構簡単に観察することができます。ところが撮影は難しい。素早く動き回って,なかなかジッとしてくれないのです。といっても,元々,地中生活者ですから,明るい地上では落ち着かないのでしょうが。今回は,既に死んでいたので落ち着いて撮影できました。
ところで,学名を確かめたりするために(手持ちの資料がちょっと古いので)ネットで検索してみると,種小名の違うものがいろいろ。迷っていたら,こちらのサイトにこんな記事が。Gryllotalpa sp.ということで,分類が確定していないのですね。ここでは,手持ちのリストに従ってGryllotalpa fossor としておきます。
この属名ですが,こちらのサイト(英文)によると,gryllusはコオロギ,talpaはモグラということで,英名の“mole cricket”の直訳です。一方,日本語では独立した「ケラ」。それだけ身近な存在だったのでしょうね。
2006/02/20 渡名喜村集落内の空き地
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